2010年3月28日日曜日

バルセロナへ



スペインの朝が明けるのは遅い。
目が覚めて7時過ぎに窓を明けると美しい空が広がってる!
ほんのりピンク色に染まっているのは快晴の証拠。



昨日の曇り空とは大違い。これは温かくなりそう。
街にはまだ電燈が灯っています。



あまり気持ちのいい朝なのでひとりで散歩に出掛けることに。・・と、その前にMamiaマミアを朝ごはんに。Mamiaはバスク語でスペイン語ではCuajadaクアハーダと呼ばれる羊乳を固めたデザートです。見た目はヨーグルトのようですが、全く酸味もなく、食感はとろとろ、どちらかというとやわらかめの杏仁豆腐に近い。甘みが少ないので蜂蜜や砂糖と一緒に頂きます。バスクの伝統的なデザートですが、今はスペイン全土で食べられている私の大好物。



耳を済ませると海鳥の声の中に小さな波の音。清々しい空気にほんのり潮の香り。海沿いにハーバーの方まで歩いて行きました。

 

穏やかな海。水はとっても透き通っています。右の画像、寒そうにしている雀。

もっと暫くは腰を据えたいサンセバスチャン。リッチなスペイン人のように夏の休日に1~2ヶ月滞在、なんて素敵だなぁ。フランスバスク、海バスク、山バスク。バスクって贅沢だ。食も風光明媚な地もバスクはすべて満足させてくれる。

バスクに後ろ髪を引かれながら午前中バルセロナに空路にて移動。私にとっては15年ぶりのバルセロナ。空から雪景色を見下ろす。

Mさん達のお天気パワーは半端ない。バルセロナは素晴らしい快晴じゃないですか!10cmも積ったという大雪の形跡など目を凝らさないと見過ごしてしまうほど。昨日のニュースでの大騒ぎはなんだったんだろう?でも現地の人達に聞けば、大騒ぎも無理はない。木が倒れたり、停電、道路閉鎖と事故も多発したそう。滅多に積もらないバルセロナは街全体がパニックだったんだろうな。ホテルのお兄さんも「24年生きてきてこんな雪ははじめて」。それもそのはず25年ぶりの大雪だったらしいんです。

さて、すでにもうランチの時間。バルセロナでは新鮮な魚介の米料理をまずは食べたい。日本で知り合って調度バルセロナに帰っていたJorgeに紹介してもらったお店に早速向かいました♪



グラシア地区にある”XÀTIVA"。カタルニア語で”L'ARROSSERIA"米料理専門店です。いやぁ、スペインって複雑。メニューもカタルニア語、スペイン語、観光客用に英語の3つで書かれています。バスクと同様、カタルニア地方もカタルニア語という独自の言語が存在するんです。

  

突き出しにカタクチイワシの酢漬け。カタルニアの代表的な焼き野菜のTimbal(重ねたもの)はナス、ズッキーニ、赤ピーマン。



ビジネスマンのお客さん達にパエリャをサーブしているところ。このお店のお兄さん愛嬌たっぷりで、この後こちらに向かって一踊り。



私達はこの日のお薦めの魚介と米の煮込みをチョイス。食傷ぎみのまりちゃんにも優しい料理。



アンコウやイカ、貝から出ているお出汁がおいしい。



魚介のフィデウア。お米をパスタに替えたパエリャです。
実は今となってちょっと後悔しています。このお店でもう1品食べたかったと。ぶらりと入って食べられるカジュアルな米料理屋さん。



食事の後は何はともあれ、サグラダファミリア。

サグラダファミリアをはじめて見たのが25年前。だから当たり前だけれど工事が随分と進んでる。でも実は完成するのには100年を軽く越すかもしれないらしい。あと数十年でという目標はあるらしいけれど、実際はそうはいかないのかもしれない。ということでこの目で完成を見ることはまずないだろうな。
昨日見てちょっと感激しちゃった宇宙士野口さんの宇宙からのサグラダファミリアです

 随分歩いた。。帰り道のカフェの可愛いカップ。

夕方に仕事帰りのJorgeが来てくれました。大聖堂まで散歩し、夕食は彼が「ランチが美味しかったよ」というカジュアルな店で。その2日後にもう一度このお店でランチに挑戦してみました。この夜はカメラ無しで出掛けたので、ランチの画像、後でアップします♪

さてホテルですが、グラシア通りの小ざっぱりしたアーバンなタイプをあえて選んでみたけれど、正解!コンパクトだけれど、私の部屋のインテリアはグレーと白で統一されていて、清潔感もあり落ち着きました。Hotel Sixty Two

   
エントランスにこの豚。。可愛い。 通りの向こうにはガウディのカサ・バトリョが。

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