2009年2月11日水曜日

ラウルと一緒に


先週はスペインから客人がありました。
娘のボーイフレンドのラウルです。
夏、スペインで会ったので調度半年ぶりの
再会となりました。

彼にとってははじめての日本。
それで先週は浅草、鎌倉などに出掛け、
私もすっかり便乗。観光を楽しみました。



鎌倉へ行った日は滞在中一番のお天気に。
江ノ電から見えた富士山があんまり美しかったので
江ノ島まで足を伸ばしました。
海の彼方にそびえ立つ美しい山に
ラウルも息をのみ、日本での一番のお土産に
なったと感激。私もこの日のお天気には本当に
感謝しました。

さて、旅行中の楽しみは、やはり「食」ですよね。

実はスペイン人らしからず、魚介は苦手という彼。
生魚なんて見たら顔色が変わります。
ということで、お肉中心の料理と相成りました。
家では2度手料理でもてなしたのですが、
あちゃあ。。大失敗。
彼は甘い味付けのお肉が苦手だったのに、
作ってしまいました。すきやきを。
その次にはハンバーグを作りましたが、
これは無難に満足してくれました!

外食の方も、いかに喜んでもらえるか、
外国の人を連れて行く所は考えちゃうものです。

あの店、この店と思いつつ結局赴いたのは
まずは「銀座イベリコ」。イベリコ豚のしゃぶしゃぶに「え?こういう食べかた??スペインではありえない!新鮮!」とうれしいリアクション。
浅草では「ぱいち」のメンチカツとこじんまりした
店の雰囲気、壁のお祭りの写真にまたまたうれしいリアクション。
彼はタランティーノファンということで、麻布の「権八」にも行きました。ここ・・外国人は間違いなく喜びます。

権八

吉祥寺の「牛鉄」に行き、焼き肉にも初挑戦。
これもまた彼のテンション、かなり上がりました。
お箸でお肉の焼き具合を確かめるラウル。
最後にはけっこうな焼き肉奉行っぷり発揮!
それから、喜んでいたお店がもうひとつ。
吉祥寺の焼鳥屋さん「いせや」。
立って食べて呑んで、スペインのバル文化と通じるんですねぇ。

いやはや、日本にはエンターティメントな
お店がたくさんあります。
今回は私も美味しくて楽しい日本を再認識しました。
ラウルにとっても良い思い出になったかなぁ。。


2009年2月7日土曜日

2月歌舞伎座


今月も待ちに待った歌舞伎座に
スキップでもしたいくらいの勢いで
行ってまいりました。

一日千秋の思いで待っていた吉右衛門さんの
勧進帳。
気迫あふれる弁慶は大変見ごたえがありました。

感情がひとつひとつ伝わってきて、ハラハラしたり
ほっとしたり、すっかり引き込まれました。
吉右衛門さんの恰幅の良さもイメージしている
弁慶にぴったりと重なるんです。

飛び六方が始まる時のあの張り詰めた雰囲気、
息をのみます。まさに歌舞伎の醍醐味ですね。
あ~今思い出すだけでも、ワクワク。
もう一度吉右衛門さんの弁慶が観たい!!

ところで、歌舞伎座でお弁当を食べるのも楽しみのひとつです。
待ち合わせに遅刻してしまったので、
その間に友人がお弁当を買っておいてくれました。
恵方巻き!そうです。その日は去る節分の日だったのです。
恵方巻き、食べ方に色々ルールがあるんですね。。
おまけの羅針盤に合わせてまずは東北東を向く。
良かった。舞台上手の方。。後ろだったらどうしよう
かと思いました。。。セーフ。
食べきるまでしゃべってはいけない。ただひたすら食べる。ということで、やたらと太い恵方巻きに「がぶりつく」。食べ終わり笑ってる友人を脇目にどうしても早食べとなる。。。時々詰まらせる。イクラはぽろぽろ落ちる。でも無言のまま、また食べ続ける。
けっこう、きつい。。福に来てもらうのって大変。
いや、これくらいやらなきゃ福だって来たがらない!

実は「節分」のこの日を選んだのは、
昨年の役者の豆まきを見逃し、
今年こそは観たいと切望していたからでした。
吉右衛門さんの袴姿。投げられた豆、絶対キャッチするぞ、とワクワクしていたのに。。。
はい!正真正銘のミーハーです。。

ところが、夜の部でやった去年と違い、昼の部でもうやってしまったらしい。あららら。。

それから、この日こそ着物デビューとスタンバイしていたにも拘らず、色々事情ありまして、かなわず。
へこむ。。。
え~い絶対次回こそ!

兎にも角にも、今月もまた
「歌舞伎に出会えて良かった」と
感慨深い思いでございます。。。