2010年2月27日土曜日

男の子生まれました

昨日は長い長い1日でした。。

雨もやみ、病院の部屋には南の窓から眩しいくらいの日差しが降り注いでいました。やがて娘の陣痛もどんどん強まって。。気がつけばまた雨に変わっいた頃にやっと生まれました。赤ちゃん。

とても大変なお産でした。
こんなに1日が、1時間が、1分が長かったことってあったかな。。
娘が苦しい思いをしてるのを見るのは辛いのでは、と想像していたものの。。いやぁ、やっぱりかなり辛い。頑張ってる娘を励まさなきゃいけない私が馬鹿みたいに涙ぐんでばかり。

分娩室にはRaulが入り、待っていた私にまた重い長い時間がのしかかってきました。。なんてそんなことは微々たることです。だって娘は3時間半とんでもなく苦しい思いをして頑張っていたんですものね。。

赤ちゃんが生まれて、ほっとして思わず涙。最上級の褒め言葉で娘を称えなきゃいけないのに逆に「ありがとう」って言われてまた涙。喜んだり、怖くなったり、感傷的になったり、やけに感情的になったり、めちゃくちゃ涙もろ過ぎる1日。

昨晩ぐったり疲れてた娘も、今朝病院へ行ったら、赤ちゃんを抱いてもうすっかりお母さんの顔。私おばあちゃんになったんですね。。

2010年2月25日木曜日

雨続き

ここ何日も雨が降ったり、やんだり。それもとんでもなくたくさん降ることも。「こんなに雨に降られると魚になった気分よ」って言ってるスペイン人にはちょっと??だけど思わず頷いてしまう。。ほんとにうんざりするほどの雨続き。

今日は妊婦の検査のためにArturo Soriaの病院(検査専門)へ。長い検査中に私は近くにあるモール(Centro Comercial)に散策に。滞在最後にと思っていたのについに"ZARA HOME"でリネンを購入。。

このモールにあるスーパーは外国のものや、スペインの地方の良質なものを置いていて、日本で言えば紀ノ国屋。日本の海苔やラーメンや、ちょっと珍しいワサビ・ソルトも!あ、このお塩はスペイン製でした。



ベビーソラ豆の缶詰。10ユーロ近くもするアストゥリアス地方の高級白いんげん豆。Cocido用の肉類のパック(右下画像の上のパック)



お教室でよくお話しするムール貝がありました。ガリシア地方で採れる"Roca"という高級ムール貝です。画像だとよく分かりませんが、ふつうの大きさのムール貝の半分ほどしかない小さなものです。これが美味しいんです。



これ便利かも。パエリャ用にお出汁とお米がセットに!イカ墨、フィデウアもありました。日本にあったら流行りそう。

妊婦の検査も無事に終わり、その後"Cacao Sampaka"にチョコレートを飲みに。。
お店は半分が日本人の観光客の方達!昨年、丸の内にお店がオープンしたり、日本でもその名は轟いているのですから当然です。



私は3種類のコールドチョコレートドリンク。好きなチョコレートを選べます。スタンダードなバニラ&ハニーが一番美味しかった♪妊婦はクロワッサンとストロベリーシェイク。Raulはホットチョコレート。3人でケーキをシェア。

妊婦はチョコレートを我慢したのかと思いきや、プチエクレアなどの小さなケーキたちをお持ち帰り。。w

2010年2月24日水曜日

Alambique

雨の日が続いています。例年に無い降雨量のマドリッド。早くスペインらしい心地良い天気の日々が来ないかなぁ。。
昨日は再び、お料理教室に参加しました。



運良く、王宮のあたりに来たら雲が切れ、きれいな青空が!さっきまでの雨が嘘のよう。スペインはこの空じゃなきゃ♪



オリエント広場近くにある"Alambique"です。
初めてこのお料理学校に参加したのはもう20年近く前になります。ああ。時の流れ早過ぎです。。



今日はお昼の"伝統的なスペイン料理"の単発クラスに参加しました。穏やかで上品な雰囲気漂うガブリエラ・ジャマス先生。生徒は私も入れて10名。そのうち男子が3名。外国人が多いと思いきや、皆さんスペイン人。



海老のピルピル、かぼちゃの詰め物、トシーノ・デ・シエロなど。古典的な料理ながらも先生のちょっとしたアイデアがエッセンスになっています。例えば、トシーノ・デ・シエロも蜜に果物のジュースをプラスしたり、詰め物の具にはそれはもう沢山のパセリを加えたり。



各料理の応用に関してもお話が聞けたので、3つのお料理だけだったにもかかわらず、沢山習ったような気分。また色々と勉強になりました。



お教室が終わり、外に出たらまた雨。。。

2010年2月21日日曜日

国立装飾美術館

昨日は清々しい快晴。私が来てはじめての良いお天気。国立装飾美術館Museo Nacional de Artes Decorativasに出掛けました。



プラド美術館はもちろんレイナソフィア、ティッセンなど素晴らしい美術館、博物館などが数あり、マドリッドは芸術を満喫させてくれるには好適な場所です。そんな中でも気ままにぶらりと立ち寄って癒されてしまう私の大好きなところがあります。まずはなんと言ってもソロージャ美術館。以前記したので良かったらこちらも見てください!

もうひとつ、国立装飾美術館。ここへ行くとついつい時間をわすれてしまいます。ひとつひとつ魅入っているとキリが無いほど。。。装飾品、調度品がたくさん。ウィンドーショッピング的に女心をくすぐると言うか。。w

この博物館控えめで入り口が分かり難い。さらに今回は工事中につき、ますます主張少なげ。もともと貴族のお屋敷だったそう。その名残の吹き抜け、階段がアンティークで素敵です。



16世紀から19世紀までの装飾品、調度品が年代別にフロアに展示されています。



陶器が充実しています。スペインの陶器の歴史、種類が分かり易く分類、展示され見応えあり。上の画像(中央右)はべレンです。画像はその一部で、実はとても大きく豪壮かつ繊細。これも見応えがあります。



17世紀の食卓。タラベラ焼きのピッチャーや壺が飾られているのがおもしろい。



私がいくらでも居られてしまう場所はここです。。。18世紀バレンシアの裕福な家の豪奢な台所が再現されています。見事な陶磁器タイルが敷き詰められた壁。市民戦争時に崩壊された屋敷から救難された1604枚ものタイルが使われているんです。



今でもバレンシアの家庭ではキッチンにタイルを使うことが多いそうです。このタイルにはおやつの時間の様子が描かれています。美味しそうなシャーベットやチョコレートが運ばれているところですね!



調理台に火口が3つ。下にある引き出しに炭を入れるのかな?その下はおそらくオーブン。
タイルにイタズラ猫が2匹も!遊び心いっぱいで、楽しい♪



タイルの画、調理台、大きな瓶に井戸、陶器のキッチングッズ達。。。こんな台所でどんなに美味しい料理が作られたんでしょう。

MUSEO NACIONAL DE ARTES DECORATIVAS
この博物館6月20日まで入館無料です。


2010年2月20日土曜日

久々にTaberna de la Daniela

「あ~予約必須だった。。」と妊婦が食べたかったCocidoコシードは諦める事に。

このお店のコシードが食べたかったのですが、今日は土曜日。予約でいっぱいなのも当然。。。



でもこのお店タパスも美味しいんです。
ゴヤ駅から徒歩ですぐの"Taberna de la Daniela(タベルナ・デ・ラ・ダニエラ)"



特に干しダラと干しぶどうのエンパナーダが絶品と言われています。Raulが飲んでたCaña con limónは生ビールをファンタレモンで割ったもの。めずらしいですよね。でもスペインではけっこう飲んでる人多いんです。「車の運転があるからね」って確かに半分はファンタだから。でも2杯飲んで要はビール一杯分だね。Raul。



突き出しのポテトのアリオリソース和え。これアリオリソースがマヨネーズっぽくなくまろやかで美味しい。あれ?エンパナーダは味が以前と変わった気がする。。



おおっ。。タコのガリシア風一皿優に4人分はある。タコは軟らかいし、じゃがいもがホクホク甘くて美味しい。パプリカパウダーもたっぷり。



生ハムのコロッケ一皿2個。大きい。Raulは必ずコロッケをオーダーするなぁ。この後ももう一皿リピート。かなりのコロッケ好き。



妊婦はカナッペとは呼びたくない強烈なカナッペをぺろり!パンの上にトルティージャ、ピーマン、牛肉のフライがのってるその名も"マドリッドのカナッペ"。



ここはほんと昔から変わらない。。

コシードもマドリッドの3つの指に入る美味しさ。レストランのほうは予約を忘れずに!

2010年2月19日金曜日

冷凍もの

昨日は娘の出産予定日でした。
お医者さまからももう間近と言われているのですが、今日もその兆候はありません。

当分買い物に行かなくて済むように、近くの大きなスーパーに買出しに行きました。質では市場と比べ物にならないものの、バラエティの多さには事欠きません。それとインスタントものやできあいのお惣菜などが揃っている点は日本と同様です。

いつも感じるのはスペインは冷凍ものが充実してること。特に魚介は種類も豊富で値段も手頃。主婦には使いやすい素材です。



例えば白身魚。大きな切り身。質も◎。これが日本にあったら(スーパーとかで)経済的だし、助かるのになぁ。。



ムール貝も蒸したものが殻付からむき身まで。
これは日本に無いのは仕方ないけれど、あればいいなぁ。



イカはスルメ、ヤリイカ、コウイカなどほとんどきれいに処理されてすぐ使える状態。リングや角切りなども。妊婦が「イカの墨煮が食べたい♪」とのたまうのでヤリイカと画像手前のイカ墨パックを購入。

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2010年2月17日水曜日

Mallorcaのケーキ

今日は風は強いものの、雲の流れも早く顔を覗かせる太陽の日差しが暖かい。でも南のアンダルシア地方では大雨が続き、川が氾濫し大変なことになっています。なんでも70年ぶりの大雨だそう。

Raulが仕事帰りにケーキの手みやげ!!
それもMallorcaのフルーツカスタードパイではないですか!ほんと良い息子だわぁ。

Mallorca(マジョルカ)はマドリッドに9軒ほど店舗がある老舗ケーキ屋さん。ここのお店は全体的に甘さもほど良く、生地もカスタードクリームも上品な美味しさ。店舗によってはちょっとしたデリも充実しています。ベラスケス通りにあるお店ではタパスを立ち食べすることもでき、お買い物帰りのおしゃれな奥さん達でいつも賑わっています。




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2010年2月16日火曜日

雪降る

昨日は朝起きたら、なんと雪が積もっているではないですか。寒い寒いとは思っていたものの、マドリッドで雪に降られるとは。。

どうも灼熱の太陽というイメージのスペインのようですが、ここマドリッドの冬は日本と同様寒いんです。寒さが苦手な私、昨日から動きがひどく鈍くなってきています。。。

夕方には雪がやんだので、仕事から帰って来たRaulに近くのモール(スペインではcentro comercialって言います)に連れて行ってもらいました。雨の日なんかは本当に楽。地下のパーキングに3階建ての建物の中にはZara、H&M、Oysho、Mangoなどのお馴染みのアパレルからスーパーマーケットやスタバなどのカフェやVIPSなどのレストランも。

大好きなZara HOMEでまた興奮。リネンやクリスタル、欲しいものばかり!!



今日も雨です。。

日本からお土産に持って来た服をユッフィーに着せてみました。。
かなり嫌がっている。。

おいおい。。

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2010年2月15日月曜日

PC接続

自分のPCを持参したにも関わらず、無線LANの接続がうまくいきません。
何をやっても駄目で深みにはまるばかり。頭打ちにてPCメーカーの日本サポートデスクに電話!
。。が、結局解決しませんでした。。ブラウザのなんとかかんとか、でリカバリーしかもう救えないと絶望的な決断を迫られ、がっくり。。

いくらなんでも再インストールは無理。それでこのまま娘のPCを使うことに。これから色々ダウンロードしたり。。娘の新しいPCが乱雑な私のPCと化していくことに相成ります。。

今日も寒い1日でした。
お昼は外で"Caldo Gallegoガリシア風スープ"を食べ身体もぽっかぽか。このスープ、白いんげん豆が入っているのが定番ですが、ここのお店はガルバンソでした。じゃがいも、nabo(大根とかぶの中間のような野菜)の葉、キャベツなども入り具沢山のスープです。

メインは"メルルーサのグリーンソース煮"。パセリをたくさん入れるのでグリーンソースというネーミングなのですが、全然グリーンじゃないww
そしてデザートの定番、やさしい味わいのカスタードクリーム"ナティージャス"で締めくくりました。



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2010年2月14日日曜日

Estay




一昨年もこのお店のことを書きましたが、今回も早速娘夫婦とEstayに夕食に行ってきました。

下がいっぱいだったので2階に行ったら、私達一番乗り!もう8時半を過ぎていたのですが、流石スペイン。9時を過ぎたら次々と人が入ってきて10時には2階もいっぱいに!



まずは定番のトルティージャ。
ここのはふわっとしてて美味しい。



あらら。。画像ボケてますが。。
まずはそれぞれ食べたいものをたのみました。ピーマンやムール貝の詰めもの、海老のタルトレットなどなど。



イカと海老のサラダ。



赤ピーマンの詰め物。中にはカニ、上にはアメリケーヌソース。そして生ハムのコロッケ。



今日のおすすめの中にあったほうれん草の包み揚げ。ほうれん草と干しぶどうが入っていてカタルニア風。





このお店は何しろメニューが多いので、ひたすら迷ってしまいます。デザートはそんなに多くなく7種類くらい。。それでもどれも食べたくて、すぐにチョイスできたRaulを差し置き私と妊婦はかなり迷ってしまいました。娘はTorrijas(スペインのフレンチトースト)をアレンジしたスペインらしいデザート。私とRaulはチョコレートのお菓子を楽しみました。

やっぱりEstayが好き。。

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