2008年8月31日日曜日

アンダルシア料理


ちょっと遡りますが、8月上旬にマリカルメン夫婦と次女と一緒に「Cazorla」へ行きました。

アンダルシア地方ハエンにある
カソルラ山脈から名前をとったレストラン。
アンダルシア地方の料理が美味しいお店です。



「アスパラとサーモン」スペインの太いアスパラ、本当に美味しい。
その隣は豪快なサラダ。スモークした白身魚やサーモン、アンチョビ、野菜たっぷりに上等なツナ。このサラダの皮をむいたトマト。今回トマトの中で一番美味しかった。

「Berberecho」のワイン蒸し。
細長い貝はマテ貝「Navaja」です。

「子羊の炭火焼」じゃがいもとしし唐添えです。
ジューシーでした。



デザートは迷ったので、
3種類を一皿に盛ってもらいました。



満足の味でした♪

美術館三昧の日の食事


日本に戻りました。
マドリッド滞在中の写真を
少しずつですがアップしていこうと思います。

8月10日に娘たちと
ティッセン美術館、プラド美術館に行きました。
プラドでは「The Renaissance Portrait」
ルネッサンス ポートレイト展をやっていました!!
これには感激!
私の大好きなボッティチェルリの絵も♪

昼食はティッセン美術館の中にある
レストランにて。



メニューの一皿目は「すいかのガスパチョ」と
「ひよこ豆の煮込み」などのコンビネーション。



2皿目は「鶏肉の和風炒め??」を選びました。
ここは私達が注文したもの
どれをとっても「???」。。。
本などで褒めていたほどではありませんでした。
残念。

その夜、サント・ドミンゴ広場にある
「トゥルーチャ」に。



再びガスパチョを注文。
これぞ本来のガスパチョ。
生の野菜だけを使ったものです。
色は赤と思われがちですが、
実はこんな風にオリーブオイルが乳化して
ほんのりとピンク色なのが美味しいガスパチョです。



トッピングが出てこない時は、
添えられたパンをちぎって入れます。



「そら豆と卵」
ベビーそら豆と呼ばれる小さなそら豆は
甘くてやわらかい。黄身をつぶしながら
食べます。



「サーモンのカナッペ」



「スペイン風シシカバブー」



「ステーキ」しし唐とじゃがいも添え。
相変わらず娘たちはお肉ばっかり。。。
しし唐は運が悪いとすごく辛いのにあたる!



「鶏肉のにんにく風味」
この時は娘のボーイフレンド、ラウルも一緒でした。
彼の好物で、一緒に食事をするとこれを
よく食べています。おふくろ料理ですからね。




2008年8月18日月曜日

郊外にて


8月4日~8日のこと

色々と事情があり、
郊外の家の整理をしました。

マドリッドから車で1時間半ほどの
小さな村Mangiron。
この時期は夏休みで来ている人たちも
少なくないようです。

結局4日間通うことになりました。
10時くらいから暗くなるまで
まる1日の作業。その合間、
毎回近くの村に昼ごはんを食べに行き。。
これが楽しみとなりました。

その中でも小さな小さな定食屋さんで食べた
「ひよこ豆のサラダ」がとても
美味しかったのです。
小さな店で夏の時期だけ
おばあちゃんが腕をふるって作る。
こういう店ですごく美味しいものに出会えたり
するんだなぁ。。。

豆と同じくらいの大きさのトマトとピーマン、
玉ねぎ。ビネグレットソースで和えています。
そのバランスが最高で、
暑い日にとてもさわやかでした。
これが今回の滞在の中で私にとって
��番美味しかった料理となりました!

写真はまた別のレストラン。別の日です。



この日の定食から
私は魚介のクリームスープ(この暑いのに。。)と
いわしを選びました。





デザートは「Filloas」スペイン風クレープです。
揚げてある生地がカリッとしていて美味しい。
中のカスタードはとろりん。



娘たちが食べた「牛肉とジャガイモの煮込み」。
お皿からソースがあふれちゃってます。



大きなプリン。



マドリッドに戻ると
もう夜遅く、軽く食べて、
倒れるように寝床に入るという毎日。
疲れました。。。

2008年8月16日土曜日

タパス。。。Estay


ここ3日ほど、朝晩すっかり
涼しくなりました。

まだ夜も暑かった、
8月8日のこと

散歩の後にサラマンカ地区にある
タパスバル「Estay」で夕食をとりました。



外観のシックな雰囲気と違い、
お店の中はソフィティケートされています。

なんとここにはタパスが100種類も。



ちょうどバカンスシーズンなので2階は閉まっていて、
この日は1階のテーブルを陣取りました。
写真ではわかりませんが、沢山の人で賑わっていました。



タパスは小皿に少しずつ出てくるのがうれしい。
「タラに蜂蜜入りアリオリソース」
カタルニア風ほうれん草と松の実、干しぶどうの
炒め物。美味。



「ズッキーニの詰め物」
中には海老とイカが入っています。
やさしい味。



「海老とイカのサラダ」
ロメスコ風のソースが魚介とよく合っていました。
奥にあるのはお米の入った豚の血のソーセージ
「モルシージャ」です。



ここの「トルティージャ」大好きです。
ふわっとやわらかい。



ヘミングウェイの大好物だったという
「アホ・アリエロ」タラを野菜と煮込んだ料理です。

どれも美味しくて、
ここのお店は何を食べても満足。
私の大好きなお店のひとつです。

2008年8月15日金曜日

長い夜


8月8日のこと

スペインの夏の夜は長い。
なんせ、10時近くまで明るいのです。

それで何となく10時近くまで動いてしまう。
その上、夕食もそのあたりにする事も
多々あり。。。。
全くとれない時差ボケ状態に追い討ち!
暗くなってから疲れがどっと出ます。

「あーやっぱりシエスタ必須だなぁ」と
数日して気がつきました。
郷に入れば郷に従わねば。。体持ちません!

この日の夕方は
Quinta de la fuente del berro公園に
友人夫妻と次女と共に散歩に。



マラソンする人、散歩する家族、
ベンチで本を読んでいる人。
わんこ達。



公園内にある「ALKALDE」はバスク料理として
マドリッドでも名高いレストランの支店。
ここのテラスでお茶をいただきました。



すでにもう8時過ぎだけれど、
まだ明るくて散歩をしてお茶をしているなんて、
日本だったら3時のおやつの時間の感覚でしょうか?

それからサラマンカ地区にある
大好きなタパスバル「Estay」に
行くことになりました。
夜はこれからなのです。

オルチャータ


外でちょっと休憩。。という時は
「Horchata」を飲みます。



アイスクリーム屋さんのオルチャータ。
シャーベットタイプのもの。

原料は「chufa」カヤツリグサという植物。
日本でも野草として生息しているそうです。

スペインではその地下茎を挽き、水と砂糖を混ぜ
オルチャータを作ります。



甘くてナッツのような風味。
ビタミンCやEも豊富で、
夏バテには最適だそうです。



ハーゲンダッツのアイスクリーム屋さんでも
ついつい頼んでしまいました。
甘いわりには後味も良い。。

日本にもあれば良いのになぁ。。
冬のあったかいレモネード(アメリカの)と
夏の冷たいオルチャータ。

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2008年8月14日木曜日

オックステール


昨日、闘牛場があるベンタスの地下鉄駅で
降り、マリカルメンの家へ向う時、
むしょうに「Rabo de toro」オックステールの煮込みが
食べたくなりました。

イタリア料理を食べたがっていた彼女に
我がままを通し、お昼は「オックステール」が
美味しい店にマリカルメンの息子のアルバロも
一緒に繰り出すことになりました。

アルバロはもう20歳。
しばらく会わない間に身長が180cm以上にも伸び、
可愛い顔がいつの間にか大人顔の
立派な男子になっているではないですか!
これ今回のマドリッドの驚きのひとつです。



「El Chorron」は色々な地方の代表料理が
食べられるカジュアルなお店。
と言っても、値段はそれなり。
ユーロになって、スペインは何もかも
上がったなぁ。。。



1階の(スペインでは0階と言います)
タパスも美味しいらしい。
あれ??この写真、所々がモノクロに!



突き出しのチーズはマンチェゴ。
トマトとアンチョビがとてもよく合う。



サラダは皮むきトマトにツナが美味しい。
ツナにはただのツナ缶だけではなく、
瓶詰めなども含め上から下までかなりのランクがあります。
ほぐしていないざっくりとしたタイプは
ランクは上。その中でも味がまた評価のしどころ。



赤身のお肉が得意のお店、ということで
牛肉のカルパッチョ。



待ってました!!
オックステールです!
「Rabo de toro」オックステールの煮込みは
南のアンダルシア地方の代表的な料理。
野菜とワインを入れて何時間もじっくりと
煮込みます。



骨からいとも簡単に肉がほろりと落ち、
なんともまあ軟らかいこと。
しつこくなく、やさしい味が
私好み。。トマト、人参、玉ねぎ、
赤ワインとシェリー酒の味がします。



アルバロが選んだ「Pilpil」干しダラのピルピル。
干しダラから出るゼラチンとオリーブオイルを
鍋でゆっくりとゆっくりと混ぜ乳化させた
ソースが特徴のバスク地方の料理です。

これも見た目より味はなかなか繊細。
美味しく頂きました。

私としてはもうひとつ
野菜料理が欲しかったけれど、
皆おなかいっぱい。



最後はガリシア地方のデザート
「Filloas」を3人でシェアしました。
「ここのはフランスのクレープに近過ぎる」と
マリカルメン。「それに中はカスタードの方が
おいしいよ」とアルバロはホイップクリームに異議あり。。

しかし、美味しかったな。この店のオックステール。

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2008年8月13日水曜日

癒しの場所。。ソロージャ美術館


8月10日のこと

次女が私より
一足先にスペインを立ちます。

出発前に
以前から私が連れて行きたかった
ソロージャ美術館に出掛けました。

ソロージャはバレンシア生まれの
画家で、ピカソと同じ時代に生き、
素晴らしい作品を残しています。

また、この美術館が素敵なのです。

閑静な住宅街にひっそりと立ち、
美術館だとは気がつかない人も
いるかもしれません。

sorolla

招待されたかのように
扉から入ると、
可愛らしい噴水と花と植物が
迎えてくれます。

1900年はじめに彼が住んでいた邸宅を
そのまま美術館として使っているのです。

sorolla1

決して大きくない、程よい広さの家。



彼の絵には
「この人のこの表情が、このしぐさが
なんて美しいのだろう」と感じているのが
伝わってくるのです。
奥さんのはにかんだ微笑や
子供のちょっとした可愛らしいしぐさ。
海とたわむれる子供。
少しまぶしいくらいの光やいたずらな風。

��肝心の絵の写真、撮っていませんでした。。)

sorolla3

素晴らしい調度品も鑑賞の楽しみです。
特にスペイン陶器は数の多さもさることながら、
美しいものばかり。
各地の陶器があり、これだけでも
見応えたっぷりです。
贅沢な美術館だなぁ。。



こんな素敵な空間がうれしい。



ここに来るとなんだかほっとして、
作品がかもし出す美しさと温かさはもちろん、
なんともほっとするんだなぁ。。

2週間の疲れもわすれ、
親子共々、
久々に癒されました。

http://museosorolla.mcu.es/

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