2013年1月31日木曜日

焼きねぎ祭り

うれしいことに旅行社の方からツアーの企画を頂き、
スペインへ行ってきました。
お教室の生徒さんとスペイン横浜協会の方、
9名さまのご参加でマジョルカ島2泊、バルセロナ3泊の私にとって楽しく思い出深い旅行となりました(みなさんはどうだったかな。。)。

今回の旅の第一の目的は「焼きねぎ祭り」。
カタルニア地方タラゴナ県にある小さな村バイスで行われる年に一度のお祭りです。

バルセロナから車で約1時間、お祭り会場はねぎ、ねぎ、ねぎ!













このねぎはタラゴナの名産物。カタルーニャ語で「カルソッツ」と呼ばれ親しまれています。特にバイス産は原産地呼称保護下にあり、最高品質と言われているのです。日本で言えば、葉玉ねぎ・・いや、深谷、下仁田ねぎに近いものです。


















品評会も行われていました。サイズに規定があるのでしょうが、
長さ、太さも色々です。なるほど、上質な美味しそうなねぎに胸は高鳴ります!

というのも、このお祭りではこのねぎを真っ黒に焼いて、甘くやわらかくなった中心部を食べる
「カルソターダ」という料理が食べられるのです!
本来のお祭りの名前は「カルソターダの大祭り」。まさにメインイベントはカルソターダを食べること!


















このカルソターダに欠かせないのが「ロメスコソース」。カタルニア地方で愛されているソースで、トマト、アーモンドやヘーゼルナッツ、ニンニク、ニョラ(ドライ赤ピーマン)を乳鉢でつぶし、オリーブオイル、ビネガーで練って作ります。このソースをねぎにつけて食べるのです。
民族衣装に身を包んだ村の人たちがデモンストレーション。
カルソターダを食べる前にロメスコソースの試食が楽しめます。
























昨年、最優秀だったロメスコソース。トロフィーの中に入っています。今回色々なロメスコを試す機会がありましたが、これは本当に美味しかった。微妙な配分とオイルを混ぜるタイミング。人の手によって全然違うのですね。





















途中、肉屋さんで羊肉とブティファラ・ソーセージを購入。





















ねぎを焼くためのぶどうの枝を運ぶ馬車。

こんな風に昔は運んでいたのでしょうね。

いよいよねぎが焼かれている場面に遭遇!
枝に火がつけられ、ずらっと並んだねぎがどんどん焼かれていきます。
真っ黒になるまで!




















チケットを買い(私たちはグループなので前もって予約しておきました)、袋と交換してもらいます。その中にはアルミ箔に包まれた真っ黒なねぎが!なんと12本もですよ~♪ さらにスライスパンが1枚、ロメスコソース、オレンジ1個、赤ワイン1本。そしてよだれかけ→エプロン?。











広場に3列に長く並べられたテーブルにはもうすでにねぎと格闘している人たちでいっぱい。テーブルの空いているところを確保。袋からお宝たちを取り出し、エプロンをきりりと首に結び、ねぎとの格闘に突入!
ところがどうも下手らしく、何本目かで隣にいたスペイン人のグループに指南を受けることに!

 




















ねぎの中心部を見つけて、まわりの黒こげの部分を

するっと一度にむくのが正解。
そして手は炭で真っ黒になるが当たり前、
決してビニールで手を包みながらなんて御法度。






















ロメスコソースをたっぷりとつけ、

ソースがこぼれないように上を向いて・・・・























お、おいしい~~♡ 

やわらかくって甘いねぎ、つるつる食べられてしまう!






















好きなものを焼いて良いコーナーにて、

買ってきたお肉を焼きました。パンを焼いてる人もいる~






















音楽隊にパレード、人間タワーに大食い競争などのイベントも盛り込まれ、

小さな村はたくさんの人で活気いっぱい。

















馬の口にはねぎが。。

















こんな怖い顔のねぎキャラまでが・・

























ワインは350mlのミニボトル。そしてエプロン。

今年のお祭りに参加したといううれしい記念品。


















カルソッツの魅力、充分に味わえた楽しいお祭りでした。


2013年1月13日日曜日

チリ料理

ラウラの故郷チリの料理を来る度に教えてもらっています。チリ料理ってあまり知れ渡っていないと思うのですが、とっても美味しい!


その中でも大好きな「Sopaipilla(ソパイピージャ)」を今回も作ってもらいました。

皮をむき種を取り除いたかぼちゃを多めの塩を入れた湯でやわらかく茹でマッシュし、小麦粉とラードを混ぜ、こねて丸めてめん棒でのばし、コップで型を抜きます。それを油で揚げます。

これはこのまま食べても美味しいのですが、トマトと玉ねぎ、コリアンダーの粗みじん切りをレモン果汁とオリーブオイルで和えた「Pebre(ペブレ)」をのせて食べるとまた美味しい!病みつきになります。


2013年1月10日木曜日

朝日カルチャーセンター名古屋

昨年10月に名古屋の朝日カルチャーセンターで「修道院のお菓子」のレクチャーをやらせて頂きました。来月、同センターで第2回目のレクチャーをやらせて頂くことになりました。スペインから持ち帰った修道院のお菓子も持って行く予定ですよー!お近くの方、ぜひ入らしてくださいね!お待ちしております!


「スペイン修道院のお菓子ーイースターと聖週間」
2月19日(火) 13:00~15:00
朝日カルチャーセンター 名古屋教室

2013年1月7日月曜日

チーズフォンドュ

一昨日、バルセロナ在住で里帰りしていたカメラマンのいくこちゃんが遊びに来てくれました。

その日は先日友達の家で食べたチーズフォンドュが美味しかったので真似して作ってみました。娘とアドリアにはチーズを削ってもらい、ラウラはパンや野菜を切ってもらい、とけっこうみんなで楽しく作れる料理ではないですか!
チーズフォンドュ鍋セットも思えば5年以上も寝かせたままでした。それも小さい。ところが、友人宅ではふつうに卓上コンロと雪平鍋、フォークでやっていたので、いっきに気が楽になったのです。
わが家も卓上コンロ+焼き網、それにスペインの素焼きの鍋を使って作ってみました。
チーズフォンドュ、けっこう盛り上がって楽しいですね。


いくこちゃんから、スペイン土産にバスクで買って来たという可愛い籠とカタルニア地方のソーセージ「フエ」をいただきました。
そのソーセージ、こんな風に地元の新聞紙でくるんであったのがかわいい。読めるし♡


2013年1月5日土曜日

3日初祝い

3日は気の知れた仲間たちと初詣と初祝いをすることになりました。

集まったのは7人。お邪魔したのは浅草育ちの江戸っ子、フードコーディネーターの新田あそ美ちゃんの家。あそ美ちゃんはチームはらぺこの仲間であり、美味しいものを食べたり、遊びに行ったりしている大好きな友人です。私の「スペインのスープと煮込みレシピ」のスタイリングも担当してくれました。


さすが!この美しいおせちにはみんなの歓声があがりました。

おせちのあとにもお刺身の盛り合わせ、酢の物やくわいのカレー風味(これ美味しかった!)、ローストビーフにチーズフォンデュ。
その上、料理家のむらっちこと村吉まさゆきくんが持って来てくれた花豆や焼きたてパンも加わり、新年早々、食べ過ぎ!呑み過ぎ!
最後は牛テール煮込みでしめくくりなんて、もう至れリ尽くせリ!!

帰りはみんなで浅草寺にお参りに。
日中、とんでもない人混みで長蛇の列が連なっていた仲見世通りも静まり返り、ライトアップもきれいでした。
それぞれの願い事を拝む友達の横顔。昨年はそれぞれ色々あったよな。。今年もみんなが健康でこうやってまた時間を一緒に過ごせたらそんな贅沢なことってない。
へこみ体質で愚痴っぽい私。。今年はなんにつけてもこの日を思い出すようにしよう。そして感謝しよう。





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2013年1月2日水曜日

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

昨日はすかっとした快晴の元旦となりましたね。
気も新たに今年も頑張ろうという力をくれるような美しい青空ときりっとした空気。清々しい1日でした。

私は例年通り、娘と2人で吉祥寺の八幡神社に初詣に。そして老人ホームにいる父に会いに行ってきました。

夜はバルセロナから来ているラウラとアドリアと4人で新年のお祝いをしました。元旦の日ににぎやかにお雑煮をいただくのは何年ぶりかな・・・久しく大したお料理も作らない年が続いていました。でもちょうど昨年中旬にラウラが来日、アドリアはクリスマスに来て、日本で年越しを一緒にすることに。なので色々と作ってみました。海老はシェリー風味にしたり、タコの酢の物はガリシア風にしたり、卵焼きをパステルにしてみたりと、いくつかのお料理はちょっと2人が食べやすいようにアレンジしたりも。


う~ん。娘も一緒に作ったり、テーブルの上に並べてる時から「お正月料理って素敵だね」と楽しそう。娘もいずれ自立するだろうし、家族なんかが増える日もいつかは訪れるかも。お正月はお料理を作って迎えたいな・・そろそろ作りはじめてみようか、と思っていた時のラウラたちの来日。またさぼる道を選んでたかもなので、2人には感謝です。

2013年が健康でみなさんにとって幸せいっぱいの素晴らしい年になりますように!
そして、みなさんと美味しいものをたくさん共有できますように!
今年もどうぞよろしくお願い致します!