サンティアゴ・デ・コンポステーラでの午後は大聖堂へ出掛けたり、旧市街をフラフラ。
時たまタイムワープしながら。
でも現実に戻されるのがお店たち。旧市街にはお土産屋さんなどお店がたくさん。きっと掘り出し物があるのでは、とどうしても高なっちゃう胸。
ありました!これ、一目惚れ。「これ、誰なの?」とお店の人に聞いたら、「う~ん・・ただの男の子よ」とのこと。え・・そんなぁ。いや、きっとこの子がこの子である所以があるはず!ま、今のところ不明です。
実はこんなに小さいんです。7cmほど。なのに30ユーロちょっとしたんです!一目惚れはしたものの、お店でかなり迷いました。ちなみに右のMaria&Jesusは11ユーロ。ちびっちゃいのが高いのが分かって頂けるかと。
大聖堂で買ったこのカードは小さなチャーム付きなのが可愛い。
右はSanta Tresaですね。
旧市街にはガリシアの陶磁器「サルガデロス」の直営店もあります。楕円のお皿と割れてしまった民族人形を買いましたよ!そしてサンティアゴのケーキの十字架の型も。これはふだんは紙で作っていてそれに慣れているので、使うか不明ですが、ついつい。
夜はゆっくりとガリシア風帆立、塩豚のハムなどでワインを楽しみました。ハムの上にパプリカパウダーとオリーブオイルがかかっていておいしかった。
ベッドにもサン・ティアゴのシンボル、帆立が。
この次の日はバルセロナに向かいます。
2011年10月24日月曜日
2011年10月20日木曜日
修道院のお菓子 サンティアゴ・デ・コンポステーラ #3
「スペイン滞在中なんですね」って混乱させてしまい申し訳ありません!これは先月末から今月はじめの旅行を追って書いています。確か昨年も混乱させてしまったのですが、あくまでも備忘録です!私は日本でございます。
この日はサンティアゴ・デ・コンポステーラに着いた9月22日の午前中です。
ベルビス修道院から旧市街に戻り、カルメン修道院に向かいました。
1758年に建てられたという"Convento del Carmen" カルメン修道院。歴史を静観してきた花崗岩のファサードが立派です。
この正面扉ではなく、左側にやや小さめの扉あり。どの扉か迷いますが、何気で少し開いているのがTornoがある扉だったりします。
そして中に入るとTornoが。
ところが、どこが呼び鈴なのかわからない。。かなりさがして、さがして。。
大きな声で「もしも~し」とか「こんにちわ」と大きな声で呼びかけてみたり。。でも全く内部からの音は無し。
まさかの右にぶら下がっていたヒモでした。。これ上にあったベルにつながっていて、そのベルはいかにも時間をお知らせする触ってはいけないようなものに見えたんです。。
恐る恐る引っぱってみるとおごそかに鳴り響くチャイム。
賑やかに修道女が歩いて入って来る音が!
この画像だと分かりにくいのですが、ここは完全に修道女の顔が見えないようになっています。
中にぐるぐる回る木の回転棚があり、お金を置いて回し、お菓子がまた回されて目の前にやってきます。
このTornoを境に顔も見れずに、東北震災のことなど話していたのに、帰り際振り返ったら、Tornoと扉を閉めに出て来た修道女に遭遇。手をふって「ありがとう!良い旅になりますように!」って微笑んでくれて、感激♡ アテンドしてくれた修道女はかなりのご高齢だったのですね。。
この修道院はこの“Obleas(ウエハース)”で知られています。ミサの時に口にふくませてもらうあのウエハースです。ここは今これだけを販売しています。袋に20枚くらい入っていました。
他の教会や行事がある時に大量に作ることもあるそう。甘味のない薄いウエハース。“サンティアゴのケーキ”の底に使ったりするそうです。「おやつに食べてね」と修道女。口寂しい時に止まらなくなります。これ。
土曜日のミサでは修道女の聖歌が聴けるそう。
この日はサンティアゴ・デ・コンポステーラに着いた9月22日の午前中です。
ベルビス修道院から旧市街に戻り、カルメン修道院に向かいました。
1758年に建てられたという"Convento del Carmen" カルメン修道院。歴史を静観してきた花崗岩のファサードが立派です。
この正面扉ではなく、左側にやや小さめの扉あり。どの扉か迷いますが、何気で少し開いているのがTornoがある扉だったりします。
そして中に入るとTornoが。
ところが、どこが呼び鈴なのかわからない。。かなりさがして、さがして。。
大きな声で「もしも~し」とか「こんにちわ」と大きな声で呼びかけてみたり。。でも全く内部からの音は無し。
まさかの右にぶら下がっていたヒモでした。。これ上にあったベルにつながっていて、そのベルはいかにも時間をお知らせする触ってはいけないようなものに見えたんです。。
恐る恐る引っぱってみるとおごそかに鳴り響くチャイム。
賑やかに修道女が歩いて入って来る音が!
この画像だと分かりにくいのですが、ここは完全に修道女の顔が見えないようになっています。
中にぐるぐる回る木の回転棚があり、お金を置いて回し、お菓子がまた回されて目の前にやってきます。
このTornoを境に顔も見れずに、東北震災のことなど話していたのに、帰り際振り返ったら、Tornoと扉を閉めに出て来た修道女に遭遇。手をふって「ありがとう!良い旅になりますように!」って微笑んでくれて、感激♡ アテンドしてくれた修道女はかなりのご高齢だったのですね。。
この修道院はこの“Obleas(ウエハース)”で知られています。ミサの時に口にふくませてもらうあのウエハースです。ここは今これだけを販売しています。袋に20枚くらい入っていました。
他の教会や行事がある時に大量に作ることもあるそう。甘味のない薄いウエハース。“サンティアゴのケーキ”の底に使ったりするそうです。「おやつに食べてね」と修道女。口寂しい時に止まらなくなります。これ。
土曜日のミサでは修道女の聖歌が聴けるそう。
2011年10月17日月曜日
修道院のお菓子 サンティアゴ・デ・コンポステーラ #2
聖パイオ修道院で買ったお菓子を部屋に置き、街から少し離れた高台にある修道院へ向かいました。
スペインはお店や施設はお昼どこも1時半~2時くらいから閉まり、4時くらいからまたはじめるのですが、修道院のお菓子を売る時間も同じなんです。それでできれば午前中に行きたいと気が迫ります。
旧市街をはずれ、歩いて15分くらいでしょうか、突然白い家が続き雰囲気がぐんと変わります。エル・マリアッチがギターケース持って出てきそうな教会も出没。なんかメキシコにいるみたい。
いや、この雰囲気にはなにか理由がきっとあるんでしょうが・・勉強不足(>_<)
右の画像の向こうの方に見えるのが修道院。
Convento de Belvís ベルビス修道院です。なんとも厳かな石造りのこの建物。14世紀に造られたもの。窓に修道女の姿が見えました。
ここの教会は旧市街にそびえたつカテドラルの正面ファサード「オブラドイロ門」をデザインしたノボアによるものだそう。すごい。
修道院の正面にはサンティアゴ・デ・コンポステーラの美しい風景が広がっています。
修道女たちはこの風景を見て何を思うのかな。。
上画像の入り口を入ると、さらに入口の扉と右にTornoが。
ここのクッキーがおいしいと評判。
箱にConveto de Dominicasとあるのはドミニコ会の修道院ということです。カトリックの修道会のひとつで、スペインでは特にドミニコ会がお菓子を作っていることが多いんです。箱にはこの修道院の絵が。
旅の移動中かなりの破損被害が。。箱にたっぷり入った種類いろいろのクッキーが可愛い。リング型の白いのはココナッツですよ。
この修道院は逆に街側から見るとこんなに素敵。(画像借用)
もうすでにお昼を過ぎていましたが、もうひとつの修道院へ。
スペインはお店や施設はお昼どこも1時半~2時くらいから閉まり、4時くらいからまたはじめるのですが、修道院のお菓子を売る時間も同じなんです。それでできれば午前中に行きたいと気が迫ります。
旧市街をはずれ、歩いて15分くらいでしょうか、突然白い家が続き雰囲気がぐんと変わります。エル・マリアッチがギターケース持って出てきそうな教会も出没。なんかメキシコにいるみたい。
いや、この雰囲気にはなにか理由がきっとあるんでしょうが・・勉強不足(>_<)
右の画像の向こうの方に見えるのが修道院。
Convento de Belvís ベルビス修道院です。なんとも厳かな石造りのこの建物。14世紀に造られたもの。窓に修道女の姿が見えました。
ここの教会は旧市街にそびえたつカテドラルの正面ファサード「オブラドイロ門」をデザインしたノボアによるものだそう。すごい。
修道院の正面にはサンティアゴ・デ・コンポステーラの美しい風景が広がっています。
修道女たちはこの風景を見て何を思うのかな。。
上画像の入り口を入ると、さらに入口の扉と右にTornoが。
ここのクッキーがおいしいと評判。
箱にConveto de Dominicasとあるのはドミニコ会の修道院ということです。カトリックの修道会のひとつで、スペインでは特にドミニコ会がお菓子を作っていることが多いんです。箱にはこの修道院の絵が。
旅の移動中かなりの破損被害が。。箱にたっぷり入った種類いろいろのクッキーが可愛い。リング型の白いのはココナッツですよ。
この修道院は逆に街側から見るとこんなに素敵。(画像借用)
もうすでにお昼を過ぎていましたが、もうひとつの修道院へ。
2011年10月16日日曜日
修道院のお菓子 サン・ティアゴ・デ・コンポステーラ
娘にはとっても申し訳ないけれど、すぐに小旅行に旅立つことに。
まずはサンティアゴ・デ・コンポステーラに向かいました。
早朝マドリッドを立ち、空路にて15年ぶりの地に。
今回は修道院に泊まりたいと調べていたのですが、どこも動きにくい所ばかり。そう簡単ではなくちょっと凹みました。。。
でもサン・ティアゴ・デ・コンポステーラには修道院跡を改装したホテルがいくつかあるとのこと。
ここHospederia San MartinPinarioもそのひとつ。旧市街の中心地に位置していることもうれしいけれど、シンプルな佇まいも落ち着きます。巡礼の旅の疲れを癒す人達も多いようす。
さっそく散策に。。とマドリッドにメモリースティックをPCに挟んだままだったことにここで気がつく。NYでは失くして懲りていたはずが、またやっちゃったな。。ということでまずは新市街のカメラ屋さんに行き、また旧市街に戻るという時間のロス。一人旅、先が思いやられる。。
世界遺産とされている旧市街。観光化されてる部分は仕方ないとしても・・それでもこの一角から遠い昔にワープできるのでは!と思うような場所にでくわすこともしばしば。
途中市場前で朝市が出ていて賑やかでした。
ふふふ。。微笑ましいお花屋さん。
この街にはとにかくたくさんの教会が。
修道院も数ありますが、その中にいくつかお菓子を作っているところがあります。
旧市街にあるMonasterio San Paio de Antealtares(San Pelayo)聖パイオ修道院。スペインのもっとも古い修道院の中のひとつ。そしてなんと言ってもおいしいお菓子作りでも名高いんです。
この入口のドアから入ると下の画像のように小さな
「Tornoトルノ」があります。修道女がお菓子を売ってくれる窓口です。
右のボタンを押すと格子の向こうに修道女が現れてお菓子を紹介してくれます。
「どれも高品質。とっても美味しいはず。私たちが愛情込めて毎日作っているから」
どうしても食べてみたかったのが、美味しいと評判の"Tarta de Santiago タルタ・デ・サンティアゴ"。ここガリシア地方の代表的なお菓子だけれど、今ではスペインではなくてはならないケーキ。16世紀には庶民も食べられるようになっていたと言いますから、修道院での歴史はもっと古いことでしょう。
「ここでは15世紀にはすでにアーモンドでお菓子を作っていたのよ」ですって。やっぱり!
一人旅なのに買っちゃいました。1台。
一般的にはサンティアゴの十字架のまわりに真白に粉砂糖をふるのですが、修道女たちのは十字架と上下に粉砂糖がふられています。
「ここで育てている卵で作っているのよ」と修道女。表面はメレンゲのようで少しねっとり、中は粒々のアーモンドもたっぷり。歯ごたえあるこのタイプ、今まで食べていたものとは全く異なります。まさに古典的な味が修道女たちの手によって守られ続けられているんですね。
箱はなく、上にも紙皿をかぶせてくれます。しかしこのケーキ、やはり甘いんです。最初は「おおぉ~」と予想していなかったその食感と甘さにややびっくり。でも今は無性に恋しい。熱い紅茶とゆっくりと味わいたいな。
この"Pastas de té クッキー" も美味しいとスペインでは評判。箱いっぱいに入っています。修道女の愛情が。なつかしい味。おいしい。
以上はスペインで消化してきましたが、これはまだなんです。
"Almendorados アーモンドのクッキー"です。メレンゲとアーモンドパウダーで作ったと思われるサクッとしてそうなもの。
お菓子を作っている修道女は5~6人くらいで、代々年長の修道女が指導し伝えてきたとのこと。素敵ですね。
まずはサンティアゴ・デ・コンポステーラに向かいました。
早朝マドリッドを立ち、空路にて15年ぶりの地に。
今回は修道院に泊まりたいと調べていたのですが、どこも動きにくい所ばかり。そう簡単ではなくちょっと凹みました。。。
でもサン・ティアゴ・デ・コンポステーラには修道院跡を改装したホテルがいくつかあるとのこと。
ここHospederia San MartinPinarioもそのひとつ。旧市街の中心地に位置していることもうれしいけれど、シンプルな佇まいも落ち着きます。巡礼の旅の疲れを癒す人達も多いようす。
さっそく散策に。。とマドリッドにメモリースティックをPCに挟んだままだったことにここで気がつく。NYでは失くして懲りていたはずが、またやっちゃったな。。ということでまずは新市街のカメラ屋さんに行き、また旧市街に戻るという時間のロス。一人旅、先が思いやられる。。
世界遺産とされている旧市街。観光化されてる部分は仕方ないとしても・・それでもこの一角から遠い昔にワープできるのでは!と思うような場所にでくわすこともしばしば。
途中市場前で朝市が出ていて賑やかでした。
ふふふ。。微笑ましいお花屋さん。
この街にはとにかくたくさんの教会が。
修道院も数ありますが、その中にいくつかお菓子を作っているところがあります。
旧市街にあるMonasterio San Paio de Antealtares(San Pelayo)聖パイオ修道院。スペインのもっとも古い修道院の中のひとつ。そしてなんと言ってもおいしいお菓子作りでも名高いんです。
この入口のドアから入ると下の画像のように小さな
「Tornoトルノ」があります。修道女がお菓子を売ってくれる窓口です。
右のボタンを押すと格子の向こうに修道女が現れてお菓子を紹介してくれます。
「どれも高品質。とっても美味しいはず。私たちが愛情込めて毎日作っているから」
どうしても食べてみたかったのが、美味しいと評判の"Tarta de Santiago タルタ・デ・サンティアゴ"。ここガリシア地方の代表的なお菓子だけれど、今ではスペインではなくてはならないケーキ。16世紀には庶民も食べられるようになっていたと言いますから、修道院での歴史はもっと古いことでしょう。
「ここでは15世紀にはすでにアーモンドでお菓子を作っていたのよ」ですって。やっぱり!
一人旅なのに買っちゃいました。1台。
一般的にはサンティアゴの十字架のまわりに真白に粉砂糖をふるのですが、修道女たちのは十字架と上下に粉砂糖がふられています。
「ここで育てている卵で作っているのよ」と修道女。表面はメレンゲのようで少しねっとり、中は粒々のアーモンドもたっぷり。歯ごたえあるこのタイプ、今まで食べていたものとは全く異なります。まさに古典的な味が修道女たちの手によって守られ続けられているんですね。
箱はなく、上にも紙皿をかぶせてくれます。しかしこのケーキ、やはり甘いんです。最初は「おおぉ~」と予想していなかったその食感と甘さにややびっくり。でも今は無性に恋しい。熱い紅茶とゆっくりと味わいたいな。
この"Pastas de té クッキー" も美味しいとスペインでは評判。箱いっぱいに入っています。修道女の愛情が。なつかしい味。おいしい。
以上はスペインで消化してきましたが、これはまだなんです。
"Almendorados アーモンドのクッキー"です。メレンゲとアーモンドパウダーで作ったと思われるサクッとしてそうなもの。
お菓子を作っている修道女は5~6人くらいで、代々年長の修道女が指導し伝えてきたとのこと。素敵ですね。
2011年10月11日火曜日
天然生活12月号
修道院のお菓子について記している調度その時に、「天然生活」12月号が発売しました。
「修道院のお菓子」というテーマで9品の可愛いお菓子レシピを紹介させて頂いています。昔から受け継がれてきたお菓子をぜひお楽しみください。
「修道院のお菓子」というテーマで9品の可愛いお菓子レシピを紹介させて頂いています。昔から受け継がれてきたお菓子をぜひお楽しみください。
2011年10月8日土曜日
トレド #2
トレドはお土産屋さんがいっぱい。
以前は興味なかったここ名産の金細工なんかにも目が行ってしまう。このはさみとかキラキラだけどなかなか可愛い。
スペインらしく十字架も充実しています。
陶器工房で思わず衝動買い(>_<)
久々の一眼。マニュアルだとこのようなボケ具合続出。
あかん(>_<)
今思えばこの陶器の十字架買えばよかった。。可愛いな。
トレドにもうひとつお菓子を作っている修道院があります。
「Convento de San Antonio de Padua」
サン・アントニオ・デ・パドゥア修道院。
この建物も1500年代に作られた古い古いもの。
ここはお土産屋さんが並んでいる通りにあるので訊ねる人も多いようです。
写真の撮り方がなっとらんので、分かりにくいですが、
上は外側の入り口。下が中に入ったところにある入り口です。
サン・アントニオと思われる扉の上の像が素敵。
ここは近くに行ったら甘い香りが漂っていました。
お菓子を作っているような、修道女たちの声と台所の音が
��階の窓から聞こえていました。
ボケちゃってますが(>_<) 塀のタイルには修道女がお菓子を作っている姿が。
さすがトレドです。看板には英語でも表記。
ところが、行くのが遅すぎてもう閉まっていました。。あららら。。
食べていないので味のほうはなんとも言えませんが、ここでもマサパン、卵黄のお菓子「ジェマス」、スペイン風ドーナツなど色々なお菓子を作っています。
以前は興味なかったここ名産の金細工なんかにも目が行ってしまう。このはさみとかキラキラだけどなかなか可愛い。
スペインらしく十字架も充実しています。
陶器工房で思わず衝動買い(>_<)
久々の一眼。マニュアルだとこのようなボケ具合続出。
あかん(>_<)
今思えばこの陶器の十字架買えばよかった。。可愛いな。
トレドにもうひとつお菓子を作っている修道院があります。
「Convento de San Antonio de Padua」
サン・アントニオ・デ・パドゥア修道院。
この建物も1500年代に作られた古い古いもの。
ここはお土産屋さんが並んでいる通りにあるので訊ねる人も多いようです。
写真の撮り方がなっとらんので、分かりにくいですが、
上は外側の入り口。下が中に入ったところにある入り口です。
サン・アントニオと思われる扉の上の像が素敵。
ここは近くに行ったら甘い香りが漂っていました。
お菓子を作っているような、修道女たちの声と台所の音が
��階の窓から聞こえていました。
ボケちゃってますが(>_<) 塀のタイルには修道女がお菓子を作っている姿が。
さすがトレドです。看板には英語でも表記。
ところが、行くのが遅すぎてもう閉まっていました。。あららら。。
食べていないので味のほうはなんとも言えませんが、ここでもマサパン、卵黄のお菓子「ジェマス」、スペイン風ドーナツなど色々なお菓子を作っています。
修道院のお菓子 トレド#1
すっかり秋めいて、キンモクセイの香り漂うひんやりとした空気が気持ちいい季節ですね。
2週間ちょっとスペインに行ってきました。昨年の大変な娘のお産からもう1年半。久々のスペインです。
今回はリアルタイムでブログをアップできませんでした。それで日々を遡りながら備忘録を兼ねて記していこうと思います。
さて、今回の滞在の大きな目的のひとつは「修道院のお菓子」。もう何十年も前からずっと大切にしてきたテーマのひとつです。日本に戻って来た頃はあまりにも素敵な日本のお菓子・・洋菓子はもちろん和菓子も含め洗練された味と姿に心奪われておりました。でもスペインのお菓子がなつかしくなんとも愛おしい今日この頃。
・・と言っても、スペインのお菓子って知れ渡っていないですよね。。他の国のように大して進化もせず、味も姿も昔から変わらない・・ぱっとしない素朴なものが多いんです。でもそこが好き。実はスペインのお菓子のほとんどが遠い昔に修道女が作り始めたもので、今でもその味が受け継がれているんです。
修道女たちは今でもお菓子を作っています。それも修道院のものというと美味しいと評判のものも多く、スペイン人に尊ばれています。短い期間、スペイン全国周れないのが口惜しいですが、今回はいくつかの修道院のお菓子を訪ね歩きました。
・・と言っても、スペインのお菓子って知れ渡っていないですよね。。他の国のように大して進化もせず、味も姿も昔から変わらない・・ぱっとしない素朴なものが多いんです。でもそこが好き。実はスペインのお菓子のほとんどが遠い昔に修道女が作り始めたもので、今でもその味が受け継がれているんです。
修道女たちは今でもお菓子を作っています。それも修道院のものというと美味しいと評判のものも多く、スペイン人に尊ばれています。短い期間、スペイン全国周れないのが口惜しいですが、今回はいくつかの修道院のお菓子を訪ね歩きました。
スペインに着き娘家族とのうれしい再会。翌日、婿ラウルが仕事を休み好きな所へ連れて行ってくれるというので、迷ったもののトレドにしました。私にとっては20年ぶりのトレド。そこにはどうしても食べてみたい修道院のお菓子があるんです。
トレドは世界遺産として名高く、マドリッドが中心地となるまで都だったこの古い町はまるでその時間がとまったかのように昔のままの姿を留めています。
トレドの話をすると長くなりそうなので、修道院へ。
旧市街はまるで迷路のよう。
旧市街にある「Convento de San Clemente」
聖クレメンテ修道院。13世紀からの長い歴史を持つ修道院です。
“Mazapan“マサパンというお菓子がここで生まれたと言われています。
聖クレメンテ修道院。13世紀からの長い歴史を持つ修道院です。
“Mazapan“マサパンというお菓子がここで生まれたと言われています。
マサパンはアーモンドパウダーと卵とお砂糖で作るお菓子で今はこの町の名物として名高いのです。なんというかアーモンドで作ったおまんじゅうみたいなもの。その昔、修道女たちのこのマサパンがトレドの飢饉を救ったという言い伝えもあります。
何百年も作り続けているというそのマサパンが食べたい!
何百年も作り続けているというそのマサパンが食べたい!
時間になるとドアを開け放してくれます。中に入ると、小さな売店になっていて、なんとまあお菓子の種類が多いこと。マサパン以外にも美味しそうなお菓子がたくさん。
私が試したのはこの3つ。
月の形のMazapan マサパンです。これぞ元祖さま。アーモンドの香ばしさとしっとりとした生地。クリスマスに食べるお菓子でもあります。
月の形のMazapan マサパンです。これぞ元祖さま。アーモンドの香ばしさとしっとりとした生地。クリスマスに食べるお菓子でもあります。
色々な可愛い形のマサパン。草木などの自然のものを象っています。
“Empiñoadas ”エンピニョナーダス、マサパンに松の実をまぶしたお菓子。
この修道院にはカトリックの小物も売っています。ミネラルウォーターまで(苦笑)!!
どんぐりのモチーフと聖母がついたおもちゃのブレスレットが可愛かったので思わず購入。
カメラワークが冴えないわぁ・・(・.・;)
マサパンはかなりリッチで甘いお菓子ですが、日本人の私たちにはなぜかなつかしい味。渋いお茶と合わせて食べたくなってしまいます。「甘い!」と文句言いながらもなぜかまた食べたくなるんです。修道女の作ったもの、他のマサパンと比べ丁寧に作られた味がします。確かに美味しい。
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