2010年2月21日日曜日

国立装飾美術館

昨日は清々しい快晴。私が来てはじめての良いお天気。国立装飾美術館Museo Nacional de Artes Decorativasに出掛けました。



プラド美術館はもちろんレイナソフィア、ティッセンなど素晴らしい美術館、博物館などが数あり、マドリッドは芸術を満喫させてくれるには好適な場所です。そんな中でも気ままにぶらりと立ち寄って癒されてしまう私の大好きなところがあります。まずはなんと言ってもソロージャ美術館。以前記したので良かったらこちらも見てください!

もうひとつ、国立装飾美術館。ここへ行くとついつい時間をわすれてしまいます。ひとつひとつ魅入っているとキリが無いほど。。。装飾品、調度品がたくさん。ウィンドーショッピング的に女心をくすぐると言うか。。w

この博物館控えめで入り口が分かり難い。さらに今回は工事中につき、ますます主張少なげ。もともと貴族のお屋敷だったそう。その名残の吹き抜け、階段がアンティークで素敵です。



16世紀から19世紀までの装飾品、調度品が年代別にフロアに展示されています。



陶器が充実しています。スペインの陶器の歴史、種類が分かり易く分類、展示され見応えあり。上の画像(中央右)はべレンです。画像はその一部で、実はとても大きく豪壮かつ繊細。これも見応えがあります。



17世紀の食卓。タラベラ焼きのピッチャーや壺が飾られているのがおもしろい。



私がいくらでも居られてしまう場所はここです。。。18世紀バレンシアの裕福な家の豪奢な台所が再現されています。見事な陶磁器タイルが敷き詰められた壁。市民戦争時に崩壊された屋敷から救難された1604枚ものタイルが使われているんです。



今でもバレンシアの家庭ではキッチンにタイルを使うことが多いそうです。このタイルにはおやつの時間の様子が描かれています。美味しそうなシャーベットやチョコレートが運ばれているところですね!



調理台に火口が3つ。下にある引き出しに炭を入れるのかな?その下はおそらくオーブン。
タイルにイタズラ猫が2匹も!遊び心いっぱいで、楽しい♪



タイルの画、調理台、大きな瓶に井戸、陶器のキッチングッズ達。。。こんな台所でどんなに美味しい料理が作られたんでしょう。

MUSEO NACIONAL DE ARTES DECORATIVAS
この博物館6月20日まで入館無料です。


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