2010年4月7日水曜日

カタルニア料理

私たちが泊まったホテルは小さいので、ロビーもコンパクト。上を見ると、あ!電気がアーティステイックで可愛い!

 

カサ・パトリョ。夜も綺麗です。画像ボケてますが。。



Jorgeが薦めてくれたいくつかのお店の中のひとつ"L'auca"へ。カタルニア料理が食べたいというリクエスト考慮のレストランです。私達のホテルから歩いて10分ちょっと。

カタルニア料理はスペイン料理の中でも興味深い料理が多いんです。地中海に面し、魚貝が豊富なのと同時に美しい山々と緑にも恵まれ食材に恵まれた地域。歴史的にも中世から港町としても栄え、色々な国との交流が盛んだったこともあり、料理法も他の地域と比べ個性的。海と山のものを合わせたり、お肉と果物を合わせたり、煮込みにチョコレートを加えたり。カタルニアのミシュランの星を持つエルブジもサンパウもこのカタルニア料理がベースなんですよ。

と大いに期待させての以下の画像って。。。画像が良くない上に撮り忘れもありまして。カタルニア料理の美味しさをもっと伝えたかったのに。。残念です。。



お店の名前の意味ですが、このような絵を言うそうなんです。う~ん何て言うのかな?コマ画?
実はこのお店、ピカソが通っていたということで人気の"4gats"の姉妹店。観光客でひしめいているそのお店とは違ってこちらのお店は現地の人達だけ(この時だけ偶然かな?)。それにお客さんが少なく、お店の人が私たちの相手をしてくれてw随分と楽しい夕食となりました。



この夜は前日に続き、仕事帰りのJorgeが夕食に合流しました!
彼が美味しいととても喜んでいた突き出しのオリーブ。それもそのはず。これはカタルニアで採れる"Arbequinaアルベキーナ"。彼にとって馴染みの梅干しみたいなものかなぁw。ちょっと苦みがあるのですが、私はこのオリーブで作ったオリーブオイルが大好き。お酒はCavaカバ。スペインのスパークリングワインです。カバは食前からデザートまで楽しめるんですよ。



"Pan con tomate"は田舎パンにトマトがたっぷりとぬってあります。切ったり、つぶしたりしてパンにのせるのではなく、「ぬる」というのが美味しさの秘訣です。赤ちゃんが哺乳瓶の次に覚えるのがこのトマトパンの味というほどカタルニアの人には欠かせないものです。



"Cocaコカ″です。焼きピーマンと玉ねぎとアンチョビがのっています。どか~ん!の迫力のコカですねぇ。郷土料理とは素朴なものです。パンはかりっとトーストされています。



"Canelonesカネローネス"はスペインではめずらしいパスタ料理です。古くからイタリアと交流があったカタルニアらしいですね。クリスマスやお祝いの日にと特別な日にも食べられているのですが、普段のおかずとしても親しまれています。お教室でご紹介したり、我家でも欠かせない料理です。

あ~あ。。この画像はイタイですねぇ。イタリアのカネロネと同様、ラザニアより小さめのパスタでひき肉を調理したものをぐるりと巻いて、ホワイトソース、トマトソース、チーズで仕上げます(あ!イタリアには筒状のカネロネもあったかも)。



 "Bacalao con sofrito tradicional y alioli" 野菜を丹念に炒めたsofritoソフリートと干しダラの料理でアリオリソースをのせ焼いてありました。

これは私が選んだメインです。Jorgeは羊肉のオーブン焼き。マリちゃんは鴨肉、Mさんはカタルニア料理レストランなのに何故?というまぐろのタタキ・ごま・しょうゆソース添え!



しめくくりのデザートは"Crema catalana" カタルニアクリームをいただきました。

Mさん達は次の早朝にスペインを立ちパリへ。それでこの日の夕食が最後の晩餐となりました。私は夕方の便でマドリッドへ帰るので少し時間があるので1人で歩きまわることに。

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