2006年11月21日火曜日

フランスバスクへ


今日はフランスバスクへ。

生徒さんお2人とタクシーでまずは小さな漁村サン・ジャン・ド・リュズに。
村に近づくと一変して、赤い屋根の家々が連なっています。まだ残っている紅葉も美しい。
オンダリビアからほんの20分ですが、ここはもうフランスのバスク地方。シーズンオフということもあり、のんびりとした空気が流れています。




小さな海岸には散歩中の人達がぽつりぽつり。



まだ、朝早く村は眠っているかのよう。
スペイン側同様、もうクリスマスのイルミネーションが。



散歩中のおじいちゃんは村の色に合わせたかのように、えんじ色のコート。バスクのトレードマークの黒いベレー帽がまた素敵です。

市場に行ったり、ガトーバスクをほおばったり、小さい村なのであっという間にぐるり。お目当てのケーキ屋さん「Maison Adam」はお休みだったのが、残念でしたが。次はビアリッツに向かいます。

タクシーで30分ほどで又、風景は変わり、ビアリッツに到着。
ナポレオン3世に嫁いだスペイン人后妃ウーヘニア<英語ではウージェニー)の伝記を以前読み、彼女の思い出深い地、ビアリッツをぜひ訪ねたいと常々思っていましたので感慨深い!
スタンダードやメリメとも親交厚く、理知的で美しく華麗なウーへニア。結婚後の波乱な運命に凛と立ち向かいながらも、その傷ついた心をビアリッツで癒したといいます。スペインに近かったということも安心感をもたらしたようです。

ビラ・ウーへニア(ウーへニア荘)と呼ばれた別荘は今ではHotel du Palaisというホテルになっています。ほんのちょっとだけ入ってみました。
当時はどんなに優雅で高貴な人達がこの浜辺を歩いていたのかなぁ・・なんて思いを馳せつつ。。ホテルから海を眺めました。

今ではサーフィンの名所でもあるそうで、海にはサーファーの姿も。それでもシーズンオフなので人はまばらです。



「Henriet」はベレ・バスクというベレー帽をイメージしたチョコレートケーキが濃厚で美味しかった。(写真、下段中央)

昼食を食べた後、バイヨンヌへ。
バイヨンヌといえば、生ハムにチョコレート。しかし・・生ハムはサラマンカで極上のを食べてしまったし、ムース・デ・ショコラがお目当てだったお店は閉まっているし。ちょっと腑抜けしてしまったバイヨンヌでした。


スペインに戻り、
生徒さんとの最後の夜はオンダリビアにある「Gran sol」へ。小さな村の小さなバルですが、お料理はなかなか凝っていました。



バスクの白ワインと言えばチャコリです。
気候的に赤ワインよりも白ワインに適しているんです。ほのかに発泡していて飲み心地も爽やかなこのお酒、高い所から入れると、さらにまろやかに美味しくなるので、こんな風に注いでくれます。



レンズ豆のポタージュの上にさらにマッシュドポテトのようなポタージュを重ねたもの。繊細な味わいでとても美味しかったです。
これは何時でも飲みたい味!真似して作ってみよう!!



イカの墨のコロッケ。スペインで色々なコロッケを食べましたが、この味おもしろい。イカの墨がほのかに甘く中はクリーミーでやさしく、まわりはカリッと香ばしく、なかなかのコンビネーション。



色々なピンチョスを前に、至福の時です。

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