2010年5月4日火曜日

”はなのすきなうし”

「はなのすきなうし」(”岩波の子供の本”出版)というスペインが舞台の童話があります。

こちらは日本版とは少し違う表紙の洋書。

娘たちが小さな頃に、読んであげながらこちらまで胸がいっぱいになるような印象深い絵本でした。

お話は...花が大好きなおっとりとした牛のフェルジナンドがひょんなことから闘牛として闘牛場に連れて行かれてしまいます。でも使い物にならないフェルジナンド。だって見物客の婦人たちが髪につけている花の香りのほうが気になってしまうんですから。それに性格はもうほんとおっとり。。。最後には花の中でゆっくりと生活していくフェルジナンド。

もう先月になっちゃいましたが、機内で観た映画の中にこの絵本が出てきたんです。




サンドラ・ブロックがアカデミー賞主演女優賞をとったことでも話題になった映画”しあわせの隠れ場所”。偽善的な映画と勝手に決め込み興味度が薄かったんですが。これ実話だったんですね。観終わってエンドロールにご本人達の写真が次々と登場します。いやぁ。。結果がそうなるには信頼やら愛情やらがあったのでしょうね。そう感じたとたん自分の思い込みが安っぽく思え。。いかん。つまらん思い込みに反省。なんでも見てから判断!

途中子供たちに”はなのすきなうし”を読んであげるシーンがあります。誰もが主人公の男の子とフェルジナンドを重ねたことと思います。そしてこの絵本、「しあわせって?」がテーマ。大人にとっても啓発本でもあります。それにイラストのシュールなタッチがまたいい。スペインらしさがいっぱいの大人にも楽しめる絵本です。



ところで、アカデミー賞受賞とは裏腹に夫の浮気発覚で気の毒だったサンドラ・ブロック。今アメリカのタブロイド誌で彼女の離婚問題が一番の話題になっている様子。離婚と同時にアフリカ系アメリカ人の男の子の養子縁組が決まったことも発表!はじめて赤ちゃんに会った時、ルイ・アームストロングの”What A Wondarful World"が頭の中で流れたんですって。それで名前はルイ。今3ヶ月だというとっても可愛い赤ちゃん!
映画と重ねて見てしまう話題ですが、養子縁組は映画が制作されたずっと前から話が進んでいたらしい。頑張れサンドラ・ブロック!




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