2011年10月20日木曜日

修道院のお菓子 サンティアゴ・デ・コンポステーラ #3

「スペイン滞在中なんですね」って混乱させてしまい申し訳ありません!これは先月末から今月はじめの旅行を追って書いています。確か昨年も混乱させてしまったのですが、あくまでも備忘録です!私は日本でございます。

この日はサンティアゴ・デ・コンポステーラに着いた9月22日の午前中です。

ベルビス修道院から旧市街に戻り、カルメン修道院に向かいました。



1758年に建てられたという"Convento del Carmen" カルメン修道院。歴史を静観してきた花崗岩のファサードが立派です。




この正面扉ではなく、左側にやや小さめの扉あり。どの扉か迷いますが、何気で少し開いているのがTornoがある扉だったりします。



そして中に入るとTornoが。



ところが、どこが呼び鈴なのかわからない。。かなりさがして、さがして。。
大きな声で「もしも~し」とか「こんにちわ」と大きな声で呼びかけてみたり。。でも全く内部からの音は無し。

まさかの右にぶら下がっていたヒモでした。。これ上にあったベルにつながっていて、そのベルはいかにも時間をお知らせする触ってはいけないようなものに見えたんです。。
恐る恐る引っぱってみるとおごそかに鳴り響くチャイム。

賑やかに修道女が歩いて入って来る音が!

この画像だと分かりにくいのですが、ここは完全に修道女の顔が見えないようになっています。
中にぐるぐる回る木の回転棚があり、お金を置いて回し、お菓子がまた回されて目の前にやってきます。



このTornoを境に顔も見れずに、東北震災のことなど話していたのに、帰り際振り返ったら、Tornoと扉を閉めに出て来た修道女に遭遇。手をふって「ありがとう!良い旅になりますように!」って微笑んでくれて、感激♡ アテンドしてくれた修道女はかなりのご高齢だったのですね。。



この修道院はこの“Obleas(ウエハース)”で知られています。ミサの時に口にふくませてもらうあのウエハースです。ここは今これだけを販売しています。袋に20枚くらい入っていました。

他の教会や行事がある時に大量に作ることもあるそう。甘味のない薄いウエハース。“サンティアゴのケーキ”の底に使ったりするそうです。「おやつに食べてね」と修道女。口寂しい時に止まらなくなります。これ。

土曜日のミサでは修道女の聖歌が聴けるそう。

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