無花果という日本語も美しいですが、スペイン語の”higo(イゴ)"も可愛い響き。
「南蛮柿」という別名もあるんですね。
16世紀、ポルトガル神父がイチジクを伝承し日本中に広がったという説があるそうなんです。
私の場合、まさにスペイン人から伝承。。
食べず嫌いだったのか、自分から食べるなんてありませんでした。ところが、スペインに住んでいた頃、前の家のマリアおばあちゃんが毎夏、イチジクをカゴいっぱいくれたんです。それからもうやみつきになっちゃいました。おばあちゃんの庭になっているイチジクは可愛らしい小さいタイプ、でもその甘くて美味しいことと言ったら。。
3年前くらいでしたが、娘がマリアおばあちゃんからイチジクをたくさん託されました。日本で留守番している私に持って行けと言うのです。もうず~っと会ってないなぁ・・・想い出しても思わず胸がじぃ~んとなってしまいます。
そのまま食べるのももちろんですが、
こうやってサラダにするのもいいですよ。
生ハムとクレソンなどの緑の葉と一緒に器に盛って、オリーブオイル、白ワインビネガーを混ぜて塩、こしょうで味を調えます。
スペイン映画「アラトリステ」のDVDを観ました。
スペインでは2年前に大ヒットとなった映画で、
日本では昨年末上映、最近DVD化となりました。
原作はアルトゥーロ・ペレス・レベルテの冒険小説。
私にとってこの作家は国営TVで特派員として戦地や僻地でレポートしていた
ジャーナリストとしての印象がとても強いのですが、
後に小説家に転身し、次々とベストセラーを出しています。
初期のヒットと言えば「呪いのデュマ倶楽部」。
ロマン・ポランスキー監督、ジョニー・デップ主演で「ナインスゲート」
として映画化されたのをご存知の方も多いかもしれません。
「アラトリステ」は96年に出た冒険長編小説で、
原題は「El Capitan Alatriste(アラトリステ隊長)」...と言っても、
私は読んだ事がないので感想が述べられないのですが、
シリーズ化され現在6巻まで次々とベストセラーとなり
冒険小説というだけではなく歴史小説というスタンスでも
年齢を問わず多くの人に読まれている、実におもしろいお話だそうです。
映画の方は「ウエルカム ヘブン」のヤネス監督。
俳優陣もスペインの旬な俳優たちでかためていますが、
主役のアラトリステ役はアメリカのヴィゴ・モーテンセンが抜擢、
スペイン語での熱演です!
Superミーハーな私は一時「ロード・オブ・ザ・リング」
ヴィゴのアラゴルンに随分とハマったものでした。
それでこのスペインつながりに、久々の中世の衣装姿に、
期待しないわけがありません!
さて、舞台は17世紀。
新大陸発見による黄金時代が輝かしかったスペインにも
大きな陰りが落ち衰退の途をたどっていた頃。
フェリッペ4世の治世下、寵臣オリバーレス伯爵に国は託されていました。
当時80年戦争の真っただ中。プロテスタントがどんどんと勢力を
増していたこの時代。
80年戦争はプロテスタントのオランダが独立を訴え勃発した
宗教戦争であり独立戦争です。
主人公のアラトリステはフランドルで傭兵として戦っていました。
勇敢な剣の達人はその名を轟かしていたのでしょう。
しかし所詮傭兵。マドリッドに戻ればその暮らしは苦しく、
刺客の仕事も承諾せざるを得ません。宮廷の陰謀にも巻き込まれて行きます。
再びフランドルの戦場、ブレダの包囲戦に赴くアラトリステ。
数年後マドリッドに戻るとオリバーレス伯爵から密輸の黄金を
略奪するという任務の依頼が。
また時は流れます。
その頃80年戦争もまだ終息を見ない中フランスとの30年戦争も
激しさを増していました。アラトリステは再び戦場へ。
ロクロワの戦いへと身を投じます。
冒頭で亡くなる戦友の息子との親子のような関係、
愛する人マリアとの悲恋なども含め物語は展開されていきます。
アラトリステは架空の人物ですが、歴史的事実をバックグラウンドに、
実在の人物も次々と登場します。友人は詩人のケベードだし、
マリアさえも実在の人物らしいです。
歴史という大きな波に流されながらも、沈着冷静、勇敢果敢、
義を重んじ人情厚く、誇り高い・・そして哀愁をまとっている
アラトリステの魅力がよく表れています。
「その論理観と忠誠心は日本の武士道にも通じていると思った」
とヴィゴがインタビューで語っていたようです。なるほど。。
せっかく大長編大作なのですから、3部作ぐらいで
まとめてほしかったですね。。
しかしこの映画、ベラスケスの絵をイメージしたと言うとおり、
映像がとても美しい。この映像美はスペインの監督とクルーで
なければ出せない素晴らしさでしょう。ブレダの開城のシーンは
まさにベラスケスの絵そのものですし、愛し合いながらも一緒には
なれなかったマリアとの場面も絵画のようでした。
マドリッドの居酒屋の雰囲気も埃っぽくて汚い加減が雰囲気抜群!

ほほほ〜〜♡
ヴィゴは本当に素晴らしい演技で、はまり役でした。。
ただただ。。。周りが濃いのも手伝い、ラテンではない美しさが
際立ってしまった・・・というところに大いに目をつぶると、
実にハマる映画ですよ!
戦争の予習とベラスケスの絵は前もってネットなどで
チェックしておくと一層楽しめると思います。
(「セビリアの水売り」「ブレダの開城」フェリッペ4世やオリバーレス伯爵の肖像画など)
ところで、またまたこの原作者のぺレスーレベルテですが。。
ジャーナリストだった頃は細身の体に神経質そうな顔に大きな眼鏡。
レポートでは戦場の恐ろしさが直に伝わってきて、
彼を見るとある意味緊張感が走ったものです。
そんな彼が書いた戦争ものともなると時代は違うとしても
やけにリアルです。
それがまた良いものを書かせたんでしょうね。
しかし最近の写真を見ると、おっとりとした優しい良いお顔になって、
なんだかこちらもほっとしましたよ。。
17日に発売したNHKきょうの料理のムック本「サラダ&スープ」です。
私のレシピも出てます。
野菜がたっぷり食べられるいつもとちょっと違うサラダやスープって新鮮でうれしいですよね♪
どこに行くにも一緒。。といえばiPod。
最近iPod touchに買い換えました。
もう大満足中です♪♪♪
より大きな画面は見やすくてきれいですし、より軽いんです。

Macユーザーの次女はほぼ同時期にiPhoneを購入。touchを買う前に娘にiPhoneを薦められたのですが、電話とiPodは別物として使いたい...と頭が固いことを言って拒否。あ~本当はバッグにひとつだけで収まったらそれって楽だったかも...そのうえこのtouchはSkypeにも対応すると聞いたら、うれしくなってしまう。。これまた大いなる矛盾。
iPod使いだけでまだまだ使いこなせていませんが、お気に入りの動画や画像をどこでもいつでも見られるのがまたうれしい。この画面だからこそですよ♪♪
iPod touchはこの秋、新型が出るそうですね。カメラ搭載だという噂です。さてどんなに進化するんでしょうか。
忙しさにかまけてブログもすっかりご無沙汰している間に7月ももう半ばになってしまいました。
梅雨も明け、いよいよ夏本番ですね。
夏らしい野菜、きゅうりとなすをいただきました。このきゅうり、ことの外立派でびっくり。
まるでスペインのきゅうり「pepino」のような太さです。

スペインの家庭でよく作るのがナスのピカタ。
輪切りのナスに小麦粉をまぶして溶いた卵をからませて多めの油で焼きます。友人は小麦粉だけで素揚げのようにもよくしていました。
ナスは日本と同じ品種ですが、米ナスのように大きいものが主流です。えぐっぽさもさしてありません。
米ナスがあったら、中にチーズをはさんでちょっとボリュームをつけてみてください。もちろん日本のナスでも。画像はいただいたナスで作ったチーズピカタです。

ナスのチーズピカタ
材料
ナス
チーズ(溶けやすいチーズ)
卵
小麦粉
オリーブオイル
すべて適宜
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作り方
① ナスとチーズはごく薄く同じ厚さに切る。ナスに軽く塩(チーズの塩分によって)をふる。
② ナス2枚の間にチーズをはさみ、小麦粉をつけ、溶き卵に通す。
③ フライパンにオリーブオイルを多めに入れ温め、ナスの両面をこんがりと焼く。