2007年1月29日月曜日

おいしいPanたち


日本のパンは美味しい。
パンの種類も多く、パン屋さんの数も多く、
情報にあふれていて、
ついつい足を伸ばしても買いに行きたくなってしまう
パンもあります。

運の良いことに、ご近所の「パン工房 Baden Baden」の
パンが美味しいんです。
井の頭線富士見が丘の駅前にあるご夫婦でやってらっしゃる
小さなお店です。

これは“キャトルナッツ”。
4種類のナッツと自家製ドイツサワー入りのスティックタイプのパン。赤ワインとチーズがこのパン、ぴったりと合うんです。

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これは手前が“黒ビールのライ麦パン”。
今日はじめて食べたのですが、ほろ苦さの中にも
ほんのり甘さがあり、キャラウェイの風味がします。
ビール、日本酒に合いそう。
後ろは“モカ・メロンパン”。
黒いつぶつぶはチョコレート。甘すぎず、繊細な味です。

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定期的に食べたくなるのがガルバンソ入りのカレーパン。
かぼちゃが入っている日もあります。うれしい。

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今日は売り切れでしたが、クリームパンが又、美味しい。
添加物はなるべく使わない自然志向だから、もちろんカスタード
クリームも自家製で甘過ぎず、まわりのパンがふんわりと柔らかく
やさしくて何だかなつかしい味です。

ところでスペイン語でも「Pan」なんです。
ブレッドよりパンって可愛い響き。

2007年1月20日土曜日

お教室の新年会


お教室の皆さんと新年会を行いました。
17人の方が参加してくださり、麻布十番のスペイン料理MIYAKAWAで楽しい時間を過ごさせて頂きました。

長いテーブルに向き合う形で座り、遠くの方とはお話できなく残念でした。1人ずつとお話ししたい事が実は沢山。
でも暫く会う方も、どなたもお元気そうで何より。
やっぱりこういう集まりってうれしい(お教室初の新年会です!)。きっかけを作ってくださった生徒さん、ありがとうございました!

今年も皆さんの大切なお時間を頂くのですもの、美味しいものを
ご紹介し、そのレシピによって素敵な時間が作れますよう、
頑張るぞ!

MIYAKAWAのお料理、
カタクチイワシの酢漬けなどのタパス、
オックステールの煮込み、美味しかったです。

全員では写真を撮るチャンスがありませんでした!
写っていない方ごめんなさい。

shinnenkai

2007年1月19日金曜日

こんなところに。。


スペインには各地方に伝統的な民族舞踊があります。
カタルニア地方のサルダーナ、ナバラ地方のホタなど、
独特のステップでちょっと踊るのは難しそう。

スペインと言うと、フラメンコ舞踊の水玉の衣装が
浮かびますが、地方によって随分と違います。
白いブラウスに黒いベスト。赤いスカートにエプロン。男性はブラウス、ベスト、パンツに赤い布を腰に巻くなどのものをはじめ、それぞれの歴史や文化を反映している可憐な衣装です。



こんなところに!スペイン民族舞踊のイラストが。
洋服屋さん「パラビオン」の袋です。
昨年の冬、買い物をした時に見てびっくり。



カタルニア、アラゴン、ムルシア、バレンシア、ガリシアなどの地名と舞踊名までが入っています。
お店名はフランス語だし、スペインとつながりが無いようですが。。
どういう意図でこのイラストになったのでしょう?お店のお姉さんに聞いても、スペインだということさえ知らない様子・・やれやれ。
それはともかく、とっても可愛いですね!

今日お店をのぞいたら、袋と同じイラストの傘がありました!
地がベージュでなかなか可愛かったです。

スペインにいた頃、娘達の小学校では舞踊の時間があり、
それぞれの学年が異なる民族舞踊を1年間みっちりと練習するんです。そして夏休みが始まる前に発表会があります。民族衣装はなかなか本格的で、毎年楽しみだったものです。どこの国も同じで親の方が夢中になり、発表会は我先へと前に前に・・写真会と化していましたっけ。



2007年1月16日火曜日

リモンチェッロの誘惑





先日、我家で食事会をした時に、
スタイリストのA子さんが食後酒にと、リモンチェッロを持って来てくれました。それもイタリア通の彼女が作ったという、こだわりの特製リモンチェッロ。
度数が90度以上もあるから、冷凍室に入れても固まらない!
ふたを開けた時のその香りの良いことっていったら。。
レモンとほんのり甘いアルコールの香りに誘われ、思わずぐいっと飲んでしまいそうになるのを、抑えて!抑えて!
何度ともなく、冷凍室から取り出しては、香りだけを楽しんでいる毎日です。今夜は少し飲もうっと。。



2006年11月24日金曜日

バスクのお土産


バスクカラーは赤に緑に白。
バスクを象徴する旗の色なんです。
赤いバスク織りのテーブルクロスを買いました。
元気の出る色、そして思い浮かぶのは赤唐辛子エスペレット。



エスペレットの絵のお皿&エスペレットもどきオーナメント<プラスチック製!)
 




Pimientos choriceros ドライ赤ピーマン 水で戻して、料理のエッセンスとして使います。




バスクの民族舞踊を踊る子達の箱が可愛い!中は何種類ものチョコレート入り。後ろはイワシの形のチョコレート。小さい木箱入りというのが気に入りました!
 




箱の横の絵も可愛いんです!





バスクのご紋柄(シンボル)が施してある大皿と鍋敷き。エスペレットは日本の粉唐辛子のようだけど、辛さはほんのり。
 




フランスバスクのビアリッツ、「アンリエ」のエスペレットキャラメル。なめている間にほんのりとした辛さが広がります。

2006年11月21日火曜日

バスクへ6


朝1番の高速バスでビルバオへ戻りました。
イルンから約2時間45分。

ところが大変な雨と風という悪天候に。荷物をホテルに置き、すぐ旧市街に向かいました。
吹き付ける風と雨ですっかりびしょぬれ状態です!

とにもかくにも、バスクの民族衣装屋さんや
市場でお目当てのものを買いに行くことにしました。



お豆を何種類か買いました。黒い豆。
まだら柄の豆。白い豆。
どれも愛らしくて、可愛い。



これは赤インゲン豆に、日本の虎豆のようなインゲン豆。どれもぷっくりと美味しそうです。



にんにくはどれくらい日本のものと味が違うかなぁ。



乾物の種類から料理方法、かたつむりの事など、
沢山話をしてくれました。その上、カレンダーをくださったり、美味しいお店の場所を紙に書いてくれたり。感謝。



羊のバスクチーズを買いました。

と、色々と少しずつ買い、Corte Inglesデパートを回ったり、本屋さんやお菓子屋さんへ行ったり。。絞り足りない雑巾(!)のようになりながらもかなり歩きました。さすがに美術館までは足が伸ばせず・・
遅い昼食をとり、ホテルに戻ったとたんに、何だかすっかり疲れが出てしまいました。

明日はスペインを離れるというのに、
動けないという何とも情けないことに。。


フランスバスクへ


今日はフランスバスクへ。

生徒さんお2人とタクシーでまずは小さな漁村サン・ジャン・ド・リュズに。
村に近づくと一変して、赤い屋根の家々が連なっています。まだ残っている紅葉も美しい。
オンダリビアからほんの20分ですが、ここはもうフランスのバスク地方。シーズンオフということもあり、のんびりとした空気が流れています。




小さな海岸には散歩中の人達がぽつりぽつり。



まだ、朝早く村は眠っているかのよう。
スペイン側同様、もうクリスマスのイルミネーションが。



散歩中のおじいちゃんは村の色に合わせたかのように、えんじ色のコート。バスクのトレードマークの黒いベレー帽がまた素敵です。

市場に行ったり、ガトーバスクをほおばったり、小さい村なのであっという間にぐるり。お目当てのケーキ屋さん「Maison Adam」はお休みだったのが、残念でしたが。次はビアリッツに向かいます。

タクシーで30分ほどで又、風景は変わり、ビアリッツに到着。
ナポレオン3世に嫁いだスペイン人后妃ウーヘニア<英語ではウージェニー)の伝記を以前読み、彼女の思い出深い地、ビアリッツをぜひ訪ねたいと常々思っていましたので感慨深い!
スタンダードやメリメとも親交厚く、理知的で美しく華麗なウーへニア。結婚後の波乱な運命に凛と立ち向かいながらも、その傷ついた心をビアリッツで癒したといいます。スペインに近かったということも安心感をもたらしたようです。

ビラ・ウーへニア(ウーへニア荘)と呼ばれた別荘は今ではHotel du Palaisというホテルになっています。ほんのちょっとだけ入ってみました。
当時はどんなに優雅で高貴な人達がこの浜辺を歩いていたのかなぁ・・なんて思いを馳せつつ。。ホテルから海を眺めました。

今ではサーフィンの名所でもあるそうで、海にはサーファーの姿も。それでもシーズンオフなので人はまばらです。



「Henriet」はベレ・バスクというベレー帽をイメージしたチョコレートケーキが濃厚で美味しかった。(写真、下段中央)

昼食を食べた後、バイヨンヌへ。
バイヨンヌといえば、生ハムにチョコレート。しかし・・生ハムはサラマンカで極上のを食べてしまったし、ムース・デ・ショコラがお目当てだったお店は閉まっているし。ちょっと腑抜けしてしまったバイヨンヌでした。


スペインに戻り、
生徒さんとの最後の夜はオンダリビアにある「Gran sol」へ。小さな村の小さなバルですが、お料理はなかなか凝っていました。



バスクの白ワインと言えばチャコリです。
気候的に赤ワインよりも白ワインに適しているんです。ほのかに発泡していて飲み心地も爽やかなこのお酒、高い所から入れると、さらにまろやかに美味しくなるので、こんな風に注いでくれます。



レンズ豆のポタージュの上にさらにマッシュドポテトのようなポタージュを重ねたもの。繊細な味わいでとても美味しかったです。
これは何時でも飲みたい味!真似して作ってみよう!!



イカの墨のコロッケ。スペインで色々なコロッケを食べましたが、この味おもしろい。イカの墨がほのかに甘く中はクリーミーでやさしく、まわりはカリッと香ばしく、なかなかのコンビネーション。



色々なピンチョスを前に、至福の時です。