2011年11月3日木曜日

修道院のお菓子:エロリオ(バスク)

バスクに到着。
ビルバオを基地にしていくつかの修道院をまわることにしました。まず赴いたのがビルバオ近郊Elorrioエロリオです。

バスターミナルからバスに乗って1時間ほど。のはずが、ふと気がついたら2時間も経ち、またビルバオに戻っていたという情けない失態!

表示される停留所名をしっかりチェックしないで、ウトウトなんてしているとあっという間に通り越しちゃいます。終点でみんなが降りるだろうから、なんて安心もよくありません。本数が少ないからか「逆だけどもう乗っちゃおう」という人達がいるのかしら。。終点でも私を含めたくさん人が乗っていたのです!

「なに!なんで乗ってるの??お前まさか降りなかったの??姿が見えないから降りたと思ってたよ。まったく!」とバスの運転手さんにも散々呆れられてしまったのでした。。

自分のボケ加減と時間のロスとにかなり凹みましたが、ビルバオのバルでしっかり充電し、午後から出直しました。
そしたらまたバスの運転手さんが同じ。。。「今度は絶対声掛けるから一番前に座れ!」と親切にも強要。おかげで無事2回目にしてエロリオに到着。



エロリオは小さな小さな村でした。

修道院が開くのに時間があったので村を歩いてみました。
古い市庁舎、壁や飾り窓の美しい家々。山に囲まれた静かな村。



バス停からも村の中心地からもすぐそばにある”Monasterio de Santa Ana" 聖アナ修道院です。

たいていTornoがある場所は正門ではない、ひっそりとした小さな扉だったりします。表示されてないことが多いので、これはもう感にまかせるしかないです。



16時に開くはずがなかなか開きません。午後開かなくなってしまったのではという不安が渦巻きます。電話しようかどうしようかと思っているその時!修道女が出て来て表門を開け「あら、どれくらい待ったの?大変だったわね。さ、どうぞどうぞ」と優しく中へ導いてくれました。なんでしょうね、あの修道服を見るだけでちょっと救われちゃう気がしちゃうのは。午前中からの凹みがいっきに解消されちゃいました。



外は午後の日差しが強く暑いほどでしたが、中はひんやり。



この修道院も歴史は古く、300年前に建てられたものだそう。
ここのお菓子はなかなか一般に売られることはなく、その販売は60年ほど前からだといいます。



修道女はTornoの中に入ってしまい、もう顔を見ることはありませんでした。顔は見えずともTornoごしに話をしながらも、この日に売っていたMostachonesとやけど用クリームを購入。



Mostachones モスタチョーネスは卵白で作ったお菓子です。
なんともなつかしいふわっとしたやさしい食感、口の中でほんのりと甘く広がる味。



そして、手作りの”やけど用のクリーム”。オリーブオイル、ハーブ、蜜蝋で作ったこのクリームは「やけどだけではなくって、ケガや痛みにも大丈夫だから、使ってね!」と修道女が言うので思わず大きいサイズも買ってしまいました。



ケーキもホール売りで少し高いけれど、予約すれば作ってくれるそう。ミキサーも使わずすべて手作り。次に訪れる時には食べてみたいな。

帰りのバスで食べたモスタチョーネスがおいしかったこと。今回のお菓子の中でもわすれられない味となりました。

 

  

2011年11月2日水曜日

モンセラットへ

街では今日もお祭り騒ぎが続いているはず。
それにも惹かれるけど、モンセラットに修道士手作りのアーモンド菓子があったような・・そんな記憶が気がかりで、やっぱりモンセラットに出掛けることにしました。

ラウラとペレも一緒に行くことになり、ちょっとした小旅行となりました。

登山電車に乗ってモンセラットを目指します。あいにくの小雨で、前日とは打って変わっての寒さ。麓近くなるとさらに寒くなるのは至極当然。標高が700mちょっともあるのですから。。



世界的に名高いのこぎりのような形をした岩が連なる山。ワーグナーやガウディなどの著名な人達にインスピレーションを与え、また聖地としてカタニアの人達に愛され続けている場所。その岩たちに見下ろされるように、そこには大聖堂と修道院があります。

しかし麓に着いてびっくりしたのは、モンセラットの変貌。その観光地化した姿と言ったら。
私は25年ぶり、ペレも子供の頃から20年は来ていない様子。「変わっちゃったね~」と思わず顔を見合わせました。

これがまた観光客たくさん受け入れOKの大きいカフェテリア。まだまだ食べ足りない感あるMel i mato をいただきました。



大聖堂ではミサが行われていました。









大聖堂で聴いた修道士たちの歌声がずっと耳に心地よく響いていました。。

大きなお店にはお土産がひしめいています。やはり、修道士が作ったものは無に等しかったのにはがっかり。でも、おもちゃのブレスレットをたくさん買いました。手元に残ったのはこのふたつですが、よくよく見ると黒いほうのにはドラゴンを征伐している勇士のお姿が!



カフェテリアの横にマーケットが出ています。これはお得感があります。美味しそうなチーズケーキにハチミツ漬けのくるみにアーモンド、木の実をたくさんのせたいちじくのお菓子。








お昼にはバルセロナに戻り、ラウラのシェアメイトの男の子アドゥリアンも誘ってお昼に。

ラウラたちのご近所にある行きつけのこのお店の美味しかったこと!

私たちは小さなパイ3種と塩豚ハム・ラコンのバゲットサンドと羊チーズにくるみ、ハチミツがけサンド、チョリソーたっぷりのサンドなどシェア。お店の2階がまたなんとも居心地がいい。あ~もう一度行ってできたてのバゲットサンドをほおばりたい!





まだまだ美味しいもの食べてラウラたちとここで遊びたい。後ろ髪引かれながら、このお店から直接空港に1人向かうその切なさ。。バスクのビルバオへ。。

2011年11月1日火曜日

バルセロナへ

この日、サンティアゴ・デ・コンポステーラからバルセロナへ移動しました。

ホテルに荷物を置き、迎えに来てくれたラウラとすぐ食事に。
私のリクエストでバゲットサンド屋”Conesa”でLauraのボーイフレンドのペレも合流して昼食。

旧市街のゴシック地区へ。



下は〝Caelum"。修道院のお菓子を主に扱っているお店です。
軽く100年は経っていそうな昔のままの建物が素敵。



店内では地方の修道院のお菓子が食べられます。
これは1階。地下のカフェはさらに昔の造りを生かし、その雰囲気がまた素敵です。それもさることながら、ここではスペインのお菓子文化をいっきに垣間見ることができます。そのうえ、その場で修道女の手作りの味を堪能できるのですから、お菓子好きにはなんともうれしい場所。

 

色々な地方の修道院のお菓子や石鹸、リキュール、ワインなどを買うこともできます。→
Caelum
歩いていたら、チーズやはちみつのマーケットが出ていました。Vall del Tenesの山羊のチーズを買ってみました。
 
夕方にはバルセロナ長期滞在中のカメラマン宗田育子さんと落合い、まずは”Granja"へ。旧市街にGranjaと名前についているチョコラテ(チョコレート・ドリンク)屋さんがいくつかあります。それってもともとはミルク屋さんだった名残だそう。 

このお店はもうその名前のまま「Granja」です。

 
 
ペレ曰く、ここのSuizo(チョコレートドリンクの上にホイップクリームがたっぷりとのっているスイス風)も絶品だとのこと。でもなんて言っても食べたいのは、Mel i mato! このお店、一番おいしいとラウラのお墨付きなんですから。

mato羊のナチュラルチーズにMelはちみつをかけて食べるんです。チーズはほんのり甘いカッテージチーズのようで、はちみつとのコンビネーションがたまりません♡ 

この日はちょうど"メルセ祭り”のピークの日。この夜はドラゴンの行進が!

もっとも、この日を選んだおかげでとりたかったホテルがとれなかったり、街はたくさんの人でごった返していたりでしたが、ドラゴンの行進への期待がふくらむばかりです。だってドラゴンは火を吹くっていうではないですか。火を吹くドラゴンのパレードですよ♪ ふふふ♪

ところが、市庁舎に夜のパレードに出演するメンバーが勢ぞろいしておりました。思っていたよりも小さいのもいるし、豚までいるではないの。本当に火を吹くのか、これでテンションが上げられるのか、少し不安になってきました。


上画像、右下が聖ジョルディ伝説のドラゴン征伐の図です。
遠い遠い昔、カタルニア地方の守護聖人であるジョルディは美しい乙女をドラゴンから守ったといいます。死んだドラゴンの血は赤いバラに変わった・・・という、うっとりさせるようなこの伝説にちなんだパレードなわけです。

しかしどうも気がかりなのは、このグロテスクで真っ赤かな豚ですよ。。



ラウラお薦めのこの店のカップケーキを買い、次の日の朝、ホテルで紅茶と共に賞味。

下は夜のCaelum。修道院のお菓子の店です。夜もまた素敵。

 

ホルヘも来ることになり、この店で時間をつぶしました。ラウラ達の行きつけのカフェ。この時間はもう飲み屋さんでした。ラウラのおすすめは西洋かりんのパイ。私たちはビールのファンタレモン割り”Clara"でアルコールスタート。



ホルヘも合流して、みんなで夕食を軽くとり、パレードを待ちました。



はじまったのは10時くらいだったかな。画像がお粗末で分かりませんが、ドラゴンたち、かなり火を吹いておりました。なんと、あのメタボ豚も火を吹いてるではないですか!
 

何がすごいって、ドラゴンではなく後ろに付いて太鼓叩いてる人達とさらにその後にくっついて踊り狂っている人達!ドラゴンごとに太鼓グループのシャツの色が違う。まさにおはやし状態。これはテンションいっきに上がりました。



怪獣たちが出終わった市庁舎をスクリーンにして映像が展開。様々な映像が次から次と市庁舎の形態に合わせて流されます。この画像は積木。この後崩れたりするんです。もう口あんぐり状態で目が釘づけ!私にとってはこれ、アトラクションパーク以来の興奮度でした。

メルセ祭りは何日にもわたって色々なイベントが楽しめるそう。この日は金曜日、週末はメインイベントの目白押しだそうですから、翌日の夕方バスクへ立つのが嫌になってきました。