2009年11月6日金曜日

伝統菓子:Todos los santosのお菓子

冬並みに寒かったり、毎日の温度差に身体がびっくりしていた時もありましたが、ここのところ穏やかな秋らしい日が続いていますね。

もう過ぎてしまったんですが、11月1日は「Todos los santos」諸聖人の日でした。。
スペインではその日がお盆みたいなもので、すべての聖人が戻ってくると言われてるんです。その前日がアメリカなどではハロウィンですね。
その日は祭日でお花とろうそくを持ってお墓参りに行き、1日静かに過ごすのが習慣です。

この日の楽しみなはなんといってもお菓子なんです!あ、これかなり不謹慎。。
ま、おはぎ的な存在ですね。ただこの日にしか食べられないのがレア感がありワクワクします。



マドリッドなどでは「Buñuelos de viento」揚げシューを食べます。それも小さいタイプで中のクリームは色々。チョコレート、さつまいも、レモン、ふつうにホイップクリームだったり、栗なんかにめぐりあうとすこぶるうれしい。

揚げシューのことを「修道女の溜息」とか「修道士の溜息」とか「風のシュー」とかいずれにせよ、ふぅ~と吹かれて膨らんだイメージなんですね。可愛い。



地方によってお菓子の種類も色々。カタルニア地方では「Panelletsパネジェッ」というさつまいもとアーモンドで作るお菓子。



これは一番古くからあると思われる「Huesos de santo」。これ訳すと聖人の骨。強烈というか鮮烈というか、骨を象り中から髄まで出てるというコリようです!一見グロさ感ありますが、いやいや実は見た目は可愛いですよ!味も○です。画像は大きく見えるかもしれませんが、小さいお菓子です。まわりはアーモンドパウダーで作ったマジパンのようなものと中はyemasジェマスと呼ばれている卵黄で作る濃厚でかためのクリームです。
ザビエルが日本のお菓子(落雁かも)を持ち帰りまねて作ったのが始まりという説もあるのがちょっとうなづけます。だって意外とお茶請けにも合うんですよ。

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