まるで猫カフェ状態の娘の家で数日過ごしたあとに、帰国しました。
写真の整理なども徐々にはじめています。
バスクはちょうどインゲン豆の季節でした。
つくづくスペインってお豆の国だなぁと思います。
その中でもインゲン豆はコロンブスが持ち帰ってから
ずっと愛され続けているお豆のひとつ。
美味しいお豆の名産地が数ある中、バスクもその品質で名高いのです。
色々な色のインゲン豆の中でも、赤インゲン豆、
特にアラバ県の赤インゲン豆、ビスカヤ県ゲルニカの赤インゲン豆、
そしてギプスコア県トローサの黒インゲン豆が代表的。
今回はこの黒いインゲン豆「Alubias de Tolosa」を
食べる機会に何度か恵まれました。
同じ黒い豆でも日本の黒豆とは違い、光沢のあるこの黒いインゲン豆。
なんと言っても美味しかったのはトローサの町で食べた煮込み。
そうなんです。このお豆、煮込むと赤い色に。
トローサで豆料理が一番美味しいと、地元の人に評判の「Fronton」。
厨房を覗かせてもらい、豆作りを拝見しました。
新豆は戻す必要もないのだそうです。
豆をこわさないように鍋自体をゆするのがコツ。
そして、塩とオリーブオイル、水以外は何も使わない。
煮過ぎず、かた過ぎずのその食感と品の良い甘さ。
豆の良さを充分に引き出した、これはもう豆好きのための豆料理!
トローサでは私たちが訪ねたその週末に「黒インゲン豆の煮込み」祭りがあったそうです。
次回はぜひ参加してみたいな。。
上の画像はオニャティのレストラン。
ランチメニューの一皿目(ランチメニューは通常1、2皿目と
デザート+ワイン)、トローサ風インゲン豆の煮込みです。
チョリソーが入っています。
これは今回、夕食に招待してくれたルーデスお手製の黒インゲン豆の煮込み。
家庭ではチョリソーやモルシージャを入れて。
そして、手前にあるギンディージャ・青唐がらしの酢漬けと
一緒に食べます。前の画像にはありませんでしたが、
レストランでも、もちろんセットで登場します。
この酸っぱさと豆の甘さが相まってすこぶる好相性なのです。
こちらは「Asador Etxebarri」のインゲン豆のスープです。
小さく刻まれたチョリソーが入っていて、
豆の甘さにほんのりとチョリソーの塩辛さ、そのバランスが絶妙。
これがまた美味しくて、わすれられない味になりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿