2013年4月16日火曜日

近況です。

またお知らせが少し遅れてしまいましたが、今月発売の掲載誌です。

今月から「やさい流」から「もてなし流」に変わった
朝日新聞土曜版be。
スタートの4月を担当させて頂いています。


1週目はお花見にも役に立つのでは、
とライスサラダをお弁当仕立てにしてみました。
シャキッとした長芋をマスタードとオリーブオイル風味で。
おかずもさっさと簡単に作れる春らしい素材を使ったものばかりです。

先週末はスペイン風デビルドエッグ。
タパスの定番でもあり、簡単なのにおもてなしにぴったり。
おいしいですよ!

今週の土曜日もお楽しみに!





















日本テレビ「キューピー3分クッキング」は50周年記念。
「いつまでも残しておきたいベスト150レシピ」に私のスペインオムレツも
入れて頂きました。この本、レシピが魅力的なものばかり。充実しています。
結婚祝いなどのプレゼントに使いたい!


dancyu(プレジデント社)5月号
ヤマザキパンがタイアップのページ「世界の朝食」で
スペイン料理「ミガス」を紹介させて頂いています。
かたくなったバゲットを使った古くからあるスペイン料理ですが、
今回、「まるで炒飯みたい!」という感想に目からウロコ。
残ったパンに野菜や肉などを加えて炒めるその発想は、確かに似ています。
残りものやあるものを使って立派な一品に変えてしまう・・
どこの国でも、誰もが考える生活の知恵なのですね。


2013年4月9日火曜日

カタルニアのイースターケーキ

今年のスペインの聖週間は3月24日からはじまり、
4月1日のイースター月曜日で締めくくられたようです。

復活祭よりもイエスの受難に思いをはせる行事「聖週間」に
重点を置くスペインですが、カタルニアにはイースターを
お祝いする可愛いお菓子があります。

1日、バルセロナのペレからこんな画像が送られてきました。









このケーキ、ペレのママが作った
「Mona de Pascua」という復活祭のお菓子です。
カタルニアで生まれ育ったママが毎年欠かさず作る伝統菓子。

こちらは昨年のペレのママのケーキ。
今年のと比べるとちょっと大人っぽい雰囲気。
復活にまつわる卵のチョコレートと羽はお決まりのようですね。
このチョコレートだけでも Mona de Pascuaと呼ぶそう。















スペインの地味なお菓子の中では、なんともにぎやかで
可愛らしいこのケーキ。好きだな〜。
私も来年は挑戦してみたいな。

2013年4月3日水曜日

リニューアル!

お教室を始めて8年が経ちました。
それと同時に始めたHP、そしてこのブログも
困ったことに更新は少ないながら、もう7年。
はやいものです。

このほど改めてリニューアル致しました。

気分も一新でございます!

これからもどうぞよろしくお願い致します。


ブログは第1回目から引き連れてきました。

ホームページはクローズして、お教室のインフォメーションなどは
こちらから飛べるようにいたしました。
ブログ右側のバナーからお入りください!
スマートフォンの方はPC版でご覧下さると表示されます。
















photo by miwa kumon

2013年2月26日火曜日

修道院の春の料理

発売中の「天然生活」4月号(地球丸)にお料理を8ページ掲載させて頂いています。



春らしい食材を使ったシンプルな料理をぜひお楽しみください!

昨年11月に掲載して頂いた、朝日新聞Be のデジタル版も登録して頂くとレシピが見れます!
カタルーニャ風ほうれん草炒めや大切なじゃがいもなど4品です。
こちらから→朝日新聞デジタル

2013年2月22日金曜日

マジョルカの修道院

寒い毎日が続いています。でも、確実に日は延びているし、木々には可愛らしい新芽が開く準備をし始めています。一日一日春に近づいていく、その変化を感じたり、発見したり。それもまた楽しい時期ですね。

先日、名古屋でレクチャーをさせて頂き、修道院熱がまたメラメラと燃えはじめました。。説明させて頂きながらも、「ああ、あの修道院のマグダレナは絶品だった」とか「あの日、帰りのバスでお腹すいて食べちゃったあのお菓子、たまらんかったなー」とか思い出してしまうんです。

先月、マジョルカ島でも修道院を2軒訪ねました。
まずは先日記させて頂いた、おいしいパン屋さん"El fornet de la Soca"のすぐ斜め前にあるサンタ・マリア・デ・マグダレナ修道院に。




アウグスティーノ会のこの修道院の歴史は古く、建物自体は14世紀に建てられたもので、見ることはできませんでしたがゴシック様式の教会が大変美しいそうです。

運良く、扉を開きトルノの前をお掃除していた60代(いや70代かも)修道女に出くわしました。「お菓子を買いに来たの?今焼きたてがあるのよ。こっちにいらっしゃい!」と歓迎してくれるではないですか!


ムデハル様式と思われる美しい回廊。所々に可愛らしいタイルが散りばめられていて、ひとつずつじっくり鑑賞させてもらいたいくらい素敵。中庭にある修道女の像は聖カタリーナ・トーマス。みなしごとなり貧しい暮らしを強いられ、苦労が絶えなかったけれど、神を神じ祈ることをわすれなかったカタリーナ。この修道院で亡くなり、聖女となり今でもここに眠っています。




その頃からお菓子を作り、貧しい人たちに分けていたそうです。
焼きたてを並べてくれました。ココナッツのお菓子にアニス風味のクッキー、レモン風味のマグダレナなどがずらり。



日本で見たら、見事にくずれ変形してしまったCoca de Turron。マジョルカ島のお菓子でウエハースの間にレモン、シナモン風味の練ったアーモンドがはさまれています。これは講習会の時にみなさんに味見をして頂きました。私もはじめて食べたのですが、しっとりしたアーモンドの濃厚な味がなかなか美味しかったです。

私はマグダレナも購入。生徒さんたちもそれぞれ購入し、みんなで分けて味見をしました。日本に戻って食べるとまたその素朴で味わい深いお菓子がしみじみと美味しく感じます。



ついつい色々話をうかがってしまった。今まで一人旅だったので、こんなツーショット絶対無理ですが、一緒にいた生徒さんたちが撮ってくれました。ありがとうございます♡


2013年2月14日木曜日

ラウラの刺繍個展

私の娘のような存在のラウラ。今回、刺繍の初個展を日本で開催することになりました!色々なご縁と彼女の素敵な才能が花開き、とうとう日本でも個展ができるなんて感無量です。


テーマは村上春樹の「1Q84」に登場するリトルピープル。美しい刺繍の数々です。
渋谷のNidi Galleryにて今日からはじまります。詳しくはこちらです。

ぜひラウラの可愛らしい世界をのぞいてみてください!

2013年2月11日月曜日

マジョルカのおいしいパン屋さん

マジョルカは快晴の日が年間300日以上。冬は温暖。ということでヒートテック抜きの日本と同じコートにマフラー姿だったのですが、けっこう寒い!1週間ほど島の天候はとても不安定で雨がたくさん降ったりと荒れている様子。1人旅だと「仕方ないか!」と開き直れるものの、自分のツアーとなると天候にも責任を感じてしまう。。。しかし、この日は雨もあがり運良く快晴!やったー!



まさに散歩日和。



一瞬にして遠いかの頃にタイムスリップしてしまいそう。旧市街は歩いているだけでワクワクします。



楽しみにしていた人気のパン屋さん"El fornet de la Soca"に行ってきました。いや、本当にここは美味しかった。まず、入り口のガラスファニチャーに入っているコカを見ただけで胸は高鳴ります!肝心のエンサイマーダをわすれ他のたくさんのものに目移りしてしまった自分を呪いますが、さっちゃんといくつか買い、分け合ったもの、ハズレ無しでした。


お姉さんがカットしてくれているのは、さっちゃんチョイスのりんごのケーキ。


アンティーク缶の上に一口サイズのコカが。こんな可愛らしいちびコカ、はじめて見ました。そして横には玉ねぎのコカ。マジョルカの郷土料理でもあるコカは具沢山のチーズ無しピザのようなもの。甘くないのです。ワインとも好相性♡ 甘いコカもあります。上の画像のりんごケーキの右に丸く焼いてあるのがそのひとつ。ほんのり甘いコカながら、マジョルカ産のソーセージ「ソブラサーダ」と「ブティファラ」?かと思われる黒いソーセージがのっていてます。


マジョルカのパンはカンパーニュに似てる。現地の人たちに欠かせない毎日のパン。