2012年7月9日月曜日

10分で「本格タパス」発売です!

新刊「10分で本格タパスー手軽に作れるスペイン風おつまみ」(講談社)1.365円が本日発売となります!



タパスはおつまみとして最近では日本でもなじみのある言葉になってきましたね。今回の表紙の右側はアンダルシア地方の「タラとオレンジのサラダ:レモホン」左側はガリシア地方の「タコのガリシア風」。バルで気ままに食べるタパス、実はこんなふうに地方の郷土料理であることも少なくありません。

その昔、都市に出稼ぎに地方からやってきた労働者たち、それぞれの地方に関連したバルに集まったそうです。同じ出身の人たちが集まり、なつかしい味を食べられる・・それはごく自然な事ですよね。今でもスペインの都市にはそんなバルがたくさん残っています。

そうなんです。小皿料理としてバルに存在するタパス、実は郷土料理=家庭料理でもあるのです。

そしてまたバルは朝から開いていて、朝ごはんからちょっと小腹が減った時に、小さい子供からお年寄りまで自由自在に活用できる便利な場所でもあります。

そんなタパスですから、実はふだんの食卓に・・・そして色々なシーンにも活躍可能なのです。この本ではそんな提案をさせて頂きました。

家呑みにはもちろん、持ち寄り、もてなしに、そしてふだんの1品に。タパスってすごい!

ささっと10分間でできるタパスが94品。と盛りだくさんです!色々と活用できてきっと活躍度大の1冊になれば幸いです!

2012年6月29日金曜日

うれしいお土産

昨晩、「修道院のお菓子」の表紙の版画を作成してくださった、いとう瞳さんが我家に来て下さいました。
イラストレーターのイナキヨシコさんとそで山かほ子さんも一緒に♡

いとうさんが持ってきてくれたワインにこんな素敵なカードが!昨日の日付も入ってる。この細かい心遣いがとってもうれしい!


そで山かほ子さん、とってもチャーミングな美人さん。
彼女の展示会が明日土曜日までだそう! 行かなくちゃ!
テーマは「看板」ですって!SIGNS

2012年6月24日日曜日

豆料理

今日はミセスの撮影でした。豆料理のページです。
昨日、沼口ゆきさんの講習会でも豆料理を作ったので、金曜日から白いんげん豆、ひよこ豆、レンズ豆・・・とお豆をたくさん煮ています。

スペインの豆料理はお肉やソーセージと煮込んだり、サラダにすることはもちろん、魚介と煮込んだり、米料理に使うのがおもしろい。豆の美味しい食べ方を熟知しているなぁと感心してしまいます。



2年前にもここでご紹介しましたが、この時期に食べたくなるのがこのサラダ。ずいぶんと前にスペインの村にあった小さな定食屋さんで暑い夏の日に食べた「ひよこ豆のサラダ」です。

ゆでたひよこ豆にトマト、ピーマン、玉ねぎのみじん切りにEXオリーブオイルを混ぜ、それから白ワインビネガーと塩で和えます。辛くならない程度に少量のすったにんにくを加えてもおいしい。暑い日には冷蔵庫で冷やして食べるんです。爽やかです♡

ひよこ豆は乾燥したものを使うとおいしいです。
さっと洗ったひよこ豆はお鍋に入れて多めに水を入れて6~7時間つけて戻します。(一晩と言いますが、朝つけて夜作っても良いのです)そのまま火にかけ沸騰したら弱火にして蓋をして30分ほど煮ます。私はその時に玉ねぎやにんにく、ローリエも入れて味をつけてしまいます。茹で汁を入れたまま冷ましてさらに蒸します。

スペインではお豆は欠かせない食材なので、ゆでた瓶詰が売られています。日本だと缶詰やドライパックですね。ドライ缶など使うのであれば、味がなじみにくいので作ってからある程度置いて味をしっかりとなじませます。イタリア産の缶詰めを使う時は塩味がついていることが多いので調味する時は味見必須です!

2012年6月17日日曜日

すり鉢と乳鉢

一昨日にカレンダーの撮影がありました。1月から12月までの12メニューはテーマが「香草」。発売は11月だそうですが、来年のカレンダーを作るのってなんだか不思議な気分です。来年の自分はどんな状況でどんな気持ちで自分の作った料理を見るのかな。きっとそう大して今と変わってないんだろうなー でも、きっとそれが一番良いのかも。


ところで、料理道具で欠かせないのがすり鉢です。画像の左はスペインの乳鉢で一番家庭で使われているタイプ。中にはギザギザがなく、すり鉢と違ってたたきながらすりつぶします。マヨネーズの元祖アリオリもこの乳鉢で丁寧に作ります。にんにくや松の実、アーモンド、焼いたバゲットなどをつぶしたり、混ぜたり、家庭で頻繁に使います。

私が愛用しているのは右の小鹿田焼のすり鉢です。6年前にキューピー3分クッキングに出演させて頂いた時にスタジオにありとても気にいったところ、その後それを覚えてて下さったディレクターさんが新品をプレゼントしてくださった大切なもの。これがまたとてもすりやすく、和ながら洋風にもぴったりと合い、ずっしりとした姿も美しく飽きがこないのです。

「修道院のお菓子」で紹介させて頂いた「くるみのパウンドケーキ」もすり鉢とすりこ木を使って作ります。フードプロセッサーでも良いのですが、手で砕いていくと刃で削るのと違い丸みを帯び、形、大きさも様々。それが美味しさの秘訣になりますよ!


我家のその他のすり鉢。


2012年6月12日火曜日

レタスクラブの付録

 最近宣伝ばっかりのブログになっちゃってますが、今月号のレタスクラブ掲載のお知らせです。特大付録の「バルつまみ」やらせていただきました。代表的なスペイン料理ばかりのとっても濃い内容です。主婦の方はもちろん、色々な方に見て頂きたいレシピ集です!

それから、6月16日(土)の単発「パエリャ」クラス、2つお席が残っています!ぜひご参加ください!詳しくは5月22日のブログをごらんくださいね!



2012年6月8日金曜日

10分で「本格タパス」カバー

7月9日に発売の「10分で本格タパス」(講談社)の表紙が決まりました!「ガリシア風タコ」と「アンダルシア風オレンジとタラ」です!デザインは若山嘉代子さん。


2012年6月5日火曜日

最近のお教室から

最近、お教室のこともアップしていませんでしたが、毎月3コース、生徒さんたちと楽しくやってま~す♪


今月の「ふだん着のスペイン料理」はマジョルカ島の料理です。地中海に浮かぶ島マジョルカの料理はまた個性的です。1年中温暖な気候な土地柄、トマトや赤ピーマン、夏野菜をたっぷり使った料理がおいしい。

トマトとズッキーニのスープに、ヤリイカの詰め物。野菜のコカはこれから旬の夏の野菜をのせ、オーブンで焼いたマジョルカの代表的な郷土料理です。この日は生徒さんに頂いたマジョルカ産のきりっと冷やした白ワインがぴったりでした。お菓子はスペイン産の松の実をたっぷりとまぶしたケーキです。