2013年9月11日水曜日

ビクトル・エリセ

オムニバス映画「ポルトガル、ここに誕生す」が9月14日に公開されるそうです。
スペインの巨匠ヴィクトル・エリセ監督の作品も他3監督作品と共に上映されます。
や、やったー!!

エリセ監督といえば、「みつばちのささやき」「エル・スール」、
そして6月に東京でも展覧会があったアントニオ・ロペスの
ドキュメンタリー「マルメロの陽光」が代表的な映画です。
・・と言ってもこの大いなる監督は10年に一度のロングスパンで作品を発表するので、
長編はその3本だけ。確かもう70代になった監督・・やっぱり少ない。。

2002年のオムニバス映画「10ミニッツオーダー」が最後だったので、
あぁ・・やっぱり。もう10年以上経っているのですね(震災の時に
3分メッセージもありました!)。
今回の作品、長編ではないのが物足りない気持ちはあるものの、
待ちに待ったという人も多いことと思います。

ところで、「ミツバチのささやき」は私のベスト映画です。
この映画の詩的な美しさは素晴らしい。
何度観ても、その美しさは色あせません。新鮮な発見さえ何度ともなく
訪れます。どこで止めて観ようが、切り抜いて観ようが
一コマ一コマが極上の絵画のよう。





「エル・スール」も美しい作品です。
どちらも幼年期の終わりと次の段階へ移行する少女の物語。
今、こうやって画像をアップしていても無性に観たくなってしまいます。



エリセ監督の作品をまだ観てない方、ぜひこちらの10分間の
映像「タイムライン」をお楽しみください!

これは「10ミニッツオールダー」というオムニバス映画から。
エリセ監督の他にもゴダールやカウリスマキ、ベルトリッチなど15人の巨匠監督たちが10分という枠で「時間」というテーマで競作を果たしたコンピレーション・フィルム。
短いながらもエリセ監督ならではの素晴らしい映像美が満喫できます。






0 件のコメント:

コメントを投稿