2013年1月13日日曜日

チリ料理

ラウラの故郷チリの料理を来る度に教えてもらっています。チリ料理ってあまり知れ渡っていないと思うのですが、とっても美味しい!


その中でも大好きな「Sopaipilla(ソパイピージャ)」を今回も作ってもらいました。

皮をむき種を取り除いたかぼちゃを多めの塩を入れた湯でやわらかく茹でマッシュし、小麦粉とラードを混ぜ、こねて丸めてめん棒でのばし、コップで型を抜きます。それを油で揚げます。

これはこのまま食べても美味しいのですが、トマトと玉ねぎ、コリアンダーの粗みじん切りをレモン果汁とオリーブオイルで和えた「Pebre(ペブレ)」をのせて食べるとまた美味しい!病みつきになります。


2013年1月10日木曜日

朝日カルチャーセンター名古屋

昨年10月に名古屋の朝日カルチャーセンターで「修道院のお菓子」のレクチャーをやらせて頂きました。来月、同センターで第2回目のレクチャーをやらせて頂くことになりました。スペインから持ち帰った修道院のお菓子も持って行く予定ですよー!お近くの方、ぜひ入らしてくださいね!お待ちしております!


「スペイン修道院のお菓子ーイースターと聖週間」
2月19日(火) 13:00~15:00
朝日カルチャーセンター 名古屋教室

2013年1月7日月曜日

チーズフォンドュ

一昨日、バルセロナ在住で里帰りしていたカメラマンのいくこちゃんが遊びに来てくれました。

その日は先日友達の家で食べたチーズフォンドュが美味しかったので真似して作ってみました。娘とアドリアにはチーズを削ってもらい、ラウラはパンや野菜を切ってもらい、とけっこうみんなで楽しく作れる料理ではないですか!
チーズフォンドュ鍋セットも思えば5年以上も寝かせたままでした。それも小さい。ところが、友人宅ではふつうに卓上コンロと雪平鍋、フォークでやっていたので、いっきに気が楽になったのです。
わが家も卓上コンロ+焼き網、それにスペインの素焼きの鍋を使って作ってみました。
チーズフォンドュ、けっこう盛り上がって楽しいですね。


いくこちゃんから、スペイン土産にバスクで買って来たという可愛い籠とカタルニア地方のソーセージ「フエ」をいただきました。
そのソーセージ、こんな風に地元の新聞紙でくるんであったのがかわいい。読めるし♡


2013年1月5日土曜日

3日初祝い

3日は気の知れた仲間たちと初詣と初祝いをすることになりました。

集まったのは7人。お邪魔したのは浅草育ちの江戸っ子、フードコーディネーターの新田あそ美ちゃんの家。あそ美ちゃんはチームはらぺこの仲間であり、美味しいものを食べたり、遊びに行ったりしている大好きな友人です。私の「スペインのスープと煮込みレシピ」のスタイリングも担当してくれました。


さすが!この美しいおせちにはみんなの歓声があがりました。

おせちのあとにもお刺身の盛り合わせ、酢の物やくわいのカレー風味(これ美味しかった!)、ローストビーフにチーズフォンデュ。
その上、料理家のむらっちこと村吉まさゆきくんが持って来てくれた花豆や焼きたてパンも加わり、新年早々、食べ過ぎ!呑み過ぎ!
最後は牛テール煮込みでしめくくりなんて、もう至れリ尽くせリ!!

帰りはみんなで浅草寺にお参りに。
日中、とんでもない人混みで長蛇の列が連なっていた仲見世通りも静まり返り、ライトアップもきれいでした。
それぞれの願い事を拝む友達の横顔。昨年はそれぞれ色々あったよな。。今年もみんなが健康でこうやってまた時間を一緒に過ごせたらそんな贅沢なことってない。
へこみ体質で愚痴っぽい私。。今年はなんにつけてもこの日を思い出すようにしよう。そして感謝しよう。





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2013年1月2日水曜日

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

昨日はすかっとした快晴の元旦となりましたね。
気も新たに今年も頑張ろうという力をくれるような美しい青空ときりっとした空気。清々しい1日でした。

私は例年通り、娘と2人で吉祥寺の八幡神社に初詣に。そして老人ホームにいる父に会いに行ってきました。

夜はバルセロナから来ているラウラとアドリアと4人で新年のお祝いをしました。元旦の日ににぎやかにお雑煮をいただくのは何年ぶりかな・・・久しく大したお料理も作らない年が続いていました。でもちょうど昨年中旬にラウラが来日、アドリアはクリスマスに来て、日本で年越しを一緒にすることに。なので色々と作ってみました。海老はシェリー風味にしたり、タコの酢の物はガリシア風にしたり、卵焼きをパステルにしてみたりと、いくつかのお料理はちょっと2人が食べやすいようにアレンジしたりも。


う~ん。娘も一緒に作ったり、テーブルの上に並べてる時から「お正月料理って素敵だね」と楽しそう。娘もいずれ自立するだろうし、家族なんかが増える日もいつかは訪れるかも。お正月はお料理を作って迎えたいな・・そろそろ作りはじめてみようか、と思っていた時のラウラたちの来日。またさぼる道を選んでたかもなので、2人には感謝です。

2013年が健康でみなさんにとって幸せいっぱいの素晴らしい年になりますように!
そして、みなさんと美味しいものをたくさん共有できますように!
今年もどうぞよろしくお願い致します!

2012年12月9日日曜日

修道院のお菓子(ブルゴス2)

一人旅は嫌いではないのですが、ふらりと入ったレストランやバルで食事をとる時、あれも食べたいこれも食べたい。「あ~誰か一緒だったらシェアして色々と試せるのに」とメニューを見ながらため息がでるのです。今回もそのため息頻度は高く・・

ブルゴスに向かいながら、これだけは外さないぞ!と思った料理たち。それを食べずに目移りしている自分の姿を想像するだけでイラっとしますからね。。。

どれもブルゴスの代表的な料理。そして大好物!
まずは「カスティージャのスープ」ニンニクのスープです。生ハムや肉が入り卵は溶いてあるタイプを小さなメソンで食べました。体がぽっかぽかになって、汗までかいちゃった。おそらく疲れた体もこれですごく元気が出たはず。


大好物の豚の血とごはんのソーセージ「モルシージャ」。これは卵炒めを町外れのバルで食べました。ふわっとしたスクランブルエッグと細かく切ったモルシージャ・・あ~今でも恋しくなる。。


そしてブルゴスと言えば「ケソ・デ・ブルゴス」、真っ白な姿が美しい羊のフレッシュチーズ。デザートとしてはちみつをかけて食べます。幸せ過ぎる。私が食べたお店では「おじいちゃんのブルゴスチーズ」ははちみつとくるみ、「おばあちゃんのブルゴスーチーズ」にははちみつと松の実という選択を強いられました。もちろん迷って頭を抱えてしまったことは言うまではありません。

この3つだけは外しませんでした!いやいや、でもブルゴスには豆料理や仔羊など、まだまだ美味しいものはたくさんあるのですよ!

そういえば、ブルゴスのホテルは大正解で、一人旅の疲れを癒すのには最適でした。
お部屋にこのような出窓があったのです。


大聖堂が観える部屋を予約していたのです。目の前には道路を隔てて川が流れ、その向こうに美しい大聖堂が臨めます。

連夜たっぷりのサラダと修道院のモストパンに赤ワイン。MacBookからショパンを流して。
ひとりでさびしそう?? ふふ・・確かに。でもずっと引きずってた慌ただしかった夏の日々の疲れさえも癒され、美しい夜景とワインに心洗われたのでした。


ブルゴスではさらに修道院のお菓子を訪ね、マドリッドに戻ってから近郊の修道院を5カ所ほど訪ねました。ということで修道院のお菓子の備忘録、まだまだ続きます。今年中に記せるかしら。。。


2012年12月1日土曜日

修道院のお菓子:ブルゴス

秋ももう終わりでしょうか。美しい紅葉も菊の香もあっという間でしたね。師走は何かと慌ただしくどの月よりも短い気がします。この1年の締めくくりを充実させるよう1日1日大切にしなければ。。う~ん、しかし寒さが苦手で、日に日に動作が鈍くなっています。


秋の修道院巡りから持ち帰ったお菓子も今年中に食べきってしまいそう。クリスマスまで残しておこうと思っていたポルボロンやチョコレート。すごい勢いで満喫してしまっています><
今夢中で食べているのがブルゴスのヌエストラ・セニョーラ・デル・エスピーノ修道院のお菓子。とても美味しい。今回の修道院の中で1番好きかもしれない。


ブルゴスから車で30分あまりのビバル・デル・シッド。人口140人ほどのこれもまた小さな村なのですが、ここはレコンキスタ(国土回復戦争)の英雄エル・シドの生まれ故郷。貴族の子として生まれたエル・シドが幼い頃を過ごした場所だそう。
子供の頃観た映画「エル・シド」でチャルーストン・ヘストンが扮してたけれど、その騎士っぷりが勇ましくって格好良かったのを覚えてる。
今でも泣き出しそうな空のせいか人っけのない村に、いましたよ!エル・シドが。かっこいいー!


そのエル・シドが向いている方向を歩いて行くと、また歴史がありそうな古い修道院が。ヌエストラ・セニョーラ・デ・エスピーノ修道院です。さぞ春~夏は花々が美しく色づくのではないかと思われる庭のある正面。



扉を開けて入ると、外とは打って変わって新しい内装にびっくり。昔の趣を残しながらも改装したと思われる。。さらに入るとその理由が分かりました。その昔、手写本叙事詩「エル・シド」を保存していたという大きな宝箱と叙事詩の一部が展示してあるのです。これを公開するにあたってきれいに改装したのでしょうね。


お菓子を作り始めてまだ6年とのことですが、種類も豊富。クッキーが充実しています。トルノの横にガラスケースがあり、中にはくるみのパウンドケーキ、ロスキージャなどがおいしそうに並んでいます。トルノ越しに修道女に色々お話を伺いました。どのお菓子も自慢だけれど、これはここだけという「Tizona」というチョコレートクッキー。「ティソナ」とはエル・シドの剣のことで、それを象ったそのクッキーの素敵なこと。そして「流刑の涙」というやはりエル・シドにちなんだ涙型のオレンジ風味のリッチなクッキーが修道女のおすすめでした。

「ティソナ」は日本で箱を開いたら、剣が全部折れてる状態に。。手荷物にするべきでした。

「Tronquitos」は「小さな丸太」という名前のチョコレート。ホワイトチョコレートなど3種類が箱にたっぷり詰まっています。


「瓦」という名前の薄焼きアーモンドクッキー。香ばしい。


どれも美味しい。この修道院のお菓子全部試したい!


修道院の窓から可愛い赤いスリッパが干して(?)あったのがやけに可愛かったのです。