2012年7月21日土曜日

赤ピーマンの詰めもの

 ほんの少し早めに梅雨が明けて、盛夏到来!と思いきや、昨日、今日とまるで秋のような涼しさですね。涼しいうちに気になっていたあそことあそこの掃除をやった方がいいかもしれないな。。。

今夜はチーム・ハラペコのメンバーとうなぎを食べに行きます。土用の丑の日より1週間早目となりましたが、うなぎ好きにはここ数日落ち着かないほどの待ちに待った夏のイベントです。いや、買って食べればよいのですが、絶対美味しいうなぎを土用の丑の日にというへんな意地炸裂。

しかし今年もシラスウナギの不漁で価格が高騰。うなぎ屋さんは値上げを余儀なくされお客さんの入りが厳しいようです。。実は仕入れ値の高騰で、品薄かと思われがちだが、提供量は確保している・・とか新聞に出ていました。

スペインはどうなんでしょう・・・不漁なんだろうか・・
スペインではウナギの稚魚をアヒージョにしたバスク料理も有名ですが、大きくなったうなぎもAnguilaと呼ばれ食べられています。バレンシアにはうなぎとじゃがいもをにんにく、トマト、アーモンドなどで煮込む "All i Pebre"という郷土料理があります。ちなみにうなぎはぶつ切りです。パエリャにも入ります。ガリシア地方にはワイン煮も。
晩春から年末にかけて市場でも見かけるようですが、私が住んでいたマドリッドでは数回出会っただけでした。養殖ではなく天然産ですから、脂が少なめ。でも本来の美味しさに開眼します・・スペインのうなぎ。

そのかわりというか、あなごCongrioがよく手に入り使っていました。が、それがまたすごく太く、巨大。多い骨が問題ありでした。。これもまた魚屋さんでぶつ切り、筒切りにしてもらいます。あなご料理、スペインにはけっこうあるんですよ。

あれ、うなぎの話をするつもりではなかった(>_<) 
今日は赤ピーマンの詰め物のメニューを。


赤ピーマンはオーブントースターで全面を焼いて皮をむき種を取り除きます。
ひき肉はオリーブオイルでにんにくと一緒に炒めて、クミンとしょうゆで隠し味。ごはんと混ぜ合わせます。冷ご飯だったら一緒に炒めても良いし、チンして混ぜ合わせも良いです。
そのごはんを赤ピーマンに詰めます。
ブランチに可愛いレシピです。たっぷりのサラダと合わせて。

2012年7月9日月曜日

10分で「本格タパス」発売です!

新刊「10分で本格タパスー手軽に作れるスペイン風おつまみ」(講談社)1.365円が本日発売となります!



タパスはおつまみとして最近では日本でもなじみのある言葉になってきましたね。今回の表紙の右側はアンダルシア地方の「タラとオレンジのサラダ:レモホン」左側はガリシア地方の「タコのガリシア風」。バルで気ままに食べるタパス、実はこんなふうに地方の郷土料理であることも少なくありません。

その昔、都市に出稼ぎに地方からやってきた労働者たち、それぞれの地方に関連したバルに集まったそうです。同じ出身の人たちが集まり、なつかしい味を食べられる・・それはごく自然な事ですよね。今でもスペインの都市にはそんなバルがたくさん残っています。

そうなんです。小皿料理としてバルに存在するタパス、実は郷土料理=家庭料理でもあるのです。

そしてまたバルは朝から開いていて、朝ごはんからちょっと小腹が減った時に、小さい子供からお年寄りまで自由自在に活用できる便利な場所でもあります。

そんなタパスですから、実はふだんの食卓に・・・そして色々なシーンにも活躍可能なのです。この本ではそんな提案をさせて頂きました。

家呑みにはもちろん、持ち寄り、もてなしに、そしてふだんの1品に。タパスってすごい!

ささっと10分間でできるタパスが94品。と盛りだくさんです!色々と活用できてきっと活躍度大の1冊になれば幸いです!